2020.08 コロナ禍中、炊飯器持参の夏休み(エトルリアとロマネスク)16
ま、こんな感じで旅は終わったわけですけれども、他に記しておくべき場所はあったかな、と改めて、数少ない写真を見返していたら、ちょっとありましたので、忘備録として、一応。
ここは本来本編として記しておくべき場所ですが、写真がほとんどないため、ここに、張り付けておきます、という位置づけの場所は、チェルヴェテリの町の博物館です。

チェリーニ考古学博物館Museo Archeologico Cerini
ネクロポリが素晴らしいのに、町にあるこの博物館はかなりしょぼくて、がっかりでした。ここ、ネクロポリの遺跡との共通チケットが10ユーロだったんで、チケットを持っていたからまだよかったですが、ここだけのチケットでこの博物館だけ入ったら、かなり腹立つレベルの内容だったと思います。
ちなみに、ネクロポリ単独で6ユーロ、博物館単独で8ユーロ、共通チケットが10ユーロです。博物館のチケットの方が高いって、謎。
博物館といえば、ヴィテルボのエトルリア博物館は、初めて訪ねたときは、結構感心したんですが、今回は、しょぼさが目立ちました。

ヴィテルボ国立エトルリア博物館Museo Nazionale Etrusco di Viterbo(6ユーロ)
立派な彫像などがあるのですが、展示数が少なく、迫力に欠けて。その時々の展示内容とか見せ方によって、博物館もずいぶん違うものなのかも、と感じました。考古学博物館のように地味な博物館でも、学芸員さんの力量やセンスによるのですかね。
ちなみに、受付のおっちゃんたちは、とてもフレンドリーで楽しい人たちでした。こういうのって、結構救い。
芋づる式記事になっていますが、ヴィテルボといえば、この町を初めて訪問した同行者のために、一応、ヴィテルボで最も有名な場所には行きました。

教皇の館Palazzo Papaleと呼ばれる司教館。ゴシックバリバリのアーチの部分が、ヴィテルボの代名詞のようなアイコンとなっています。同行者が喜んでくれたので良かったです。
そして、前回この地域を旅した時の、チヴィタのような位置づけの、有名な温泉地にも立ち寄りました。

バーニョ・ヴィニョーニBagno vignoni旧市街のど真ん中にあるかつての温泉。
昔々に見た映画の、大変幻想的な場面に使われていた場所で、長年あこがれていました。こんなに激しく観光地化していて、こんな風に町の真ん中にドカン!という風景は、ちょっと予想外だったので、びっくりしました。
実は、お昼ご飯を頂く場所を探して、ちょうどよい時間に通りかかったものですから、それなら、ということで立ち寄ったのですが、温泉、そして、周りは店が並んでいて、ピクニックするような場所ではないんですよね。でも、損もすれば得もするCovid期間というか…。
駐車場もすっごく広いし、かなりの観光地だと思われますので、普段なら外国人も多数訪れるでしょうし、温泉の写真をゆったり撮影することも難しいのではないかと想像するのですが、昼時でもあり、多くの人は、レストランやカフェに座っていて、温泉を、上の写真のように眺めることができるテラス状のスペースには、意外と人が少なかったんです。
いつもは許されないだろうけれど、なら、急いでピクニックしちゃおうか、と、温泉を眺めながら、おにぎりを頬張るといううれしい体験でした。

パリパリの焼きのりも持参しています、笑。
タイトルにあるように、今回は炊飯器かついて行ってるんで、ほぼ毎朝、お昼用のおにぎりを握って、持参していました。8月中旬に、トスカーナやラツィオの田舎で、がさがさとおにぎりを食べていた二人連れは、私です!
最後の晩は、ミラノに戻る前の距離的なワンクッションで、ルッカで過ごしました。

ルッカは、いつ行っても大好きな町の一つです。
ピサ様式のロマネスクがたくさんあることも大きな魅力ですが、同時に、町として本当にかわいらしいんですよね。チャーミングなお店が点在しているし、レストランも、適当な値段でおいしい気軽な店がたくさんあるし。
このルッカ周辺には、まだ行けていない教会もたくさんあるので、また、何度でも行ってしまう場所です、間違いなく。だから、がつがつせず、この時は夕暮れ散歩と、翌日の午前中、ぶらぶらと足の向くまま歩きました。

住んでいる人も含めて、英語圏の外国人が多い町ですが、今回はほとんどイタリア語しか聞こえてこないので、改めてCovidを感じました。
これまでも、さんざん写真を撮っているし、また何度でも来ると思っているにもかかわらず、今回も、そうは言いながら、また大量撮影をしたと思うのですが、こういう、すでに莫大な、そして比較的最近の写真を持っている場所については、なくなって楽だったかも、と思ったりします、笑。そういう写真を見て、選んで、記事にするのって、すごく時間かかりますけれど、同行者のほとんど枚数のない写真だけだと、編集がすっごく楽なんです、爆笑。

ルッカに立ち寄ってよかったとしみじみ思ったのは、翌日のミラノへの帰路で、予期せぬ出会いがあったからです。
忘備録、もう一つ、続きます。
あと、ごはん編も、別途記事にします。
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- 2020/09/30(水) 04:29:08|
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