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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

中のお足元、さらに凝っております(ブラジュアックその2―15カンタル)

2017.08.ミディピレネー及びオーベルニュはカンタルの旅、その81

ブラジュアックBrageacのサン・ティボー教会Eglise Saint-Thibaud、続きです。

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中を見学しますね。

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おお、変なすっきり感。
床が妙につるつるなせいですかね、年月の重みが感じられない、笑、雰囲気が漂いますね。

まず注目したのが、お足元です。

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ここの、足元バリエは、なかなかの力作ぞろいですよ。
割とありがちなライオンちゃんがいるかと思うと、これもライオンバリエになるのかなぁ、なんかほぼ獅子舞の獅子状態、またはけんか凧的な形相、あ、または鬼瓦のやつとか。

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柱頭だったら、至極当たり前の植物モチーフだって、もちろんちゃんとあります。

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下のは、アラベスクっぽい彫りも美しいのですが、ステンドグラスの光がいい感じにとらえられていて、写真として美しいので、アップせずに…。

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いやはや、ここの足元バリエは、すごいです。ここまでモチーフが多岐にわたり、柱頭に匹敵するほどのバリエを持つお足元装飾は、なかなか見られないものでは?

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こんなん、困ります。上を見て、さらに下も見ないと行けなかったら、本当に見学が大変になってしまいます。幸い、足元がこんなに充実している教会は、そんなにありませんし、そもそも、イタリアでは、ほぼほぼ見たことがないような気がします。

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いきなり脱線しますが、「ほぼほぼ」って、最近改訂版が出た新明解国語辞典に採用された新語の一つだそうですね。
日々、仕事でも使用でも、それなりに日本語に接しているので、海外生活が長い割には、日本語は普通に使えていると思うんですが、新語とか死語とか、ちょっとね、ニッチな部分でついていけなくなっているところはあるんですよねぇ、気付いてないだけで。30年ですからねぇ。
そして、二年ほど前に、勤め先の経費削減で、紙ベースでの新聞購読が不可となったのも、結構痛いです。まぁ、今では、日本でも、紙ベースで新聞購読する人口は激減しているとは思いますけれど、海外に住んでいると、本誌というより、週刊誌の見出しとか広告、そういうのが結構、日本社会についていくよすがになっていたりしたんですよね。社内のつり広告もない生活ですから…。
もちろんネットのニュースは見ていますけれど、多分、視野が狭いですから、これから、自分の雑学的知識は、かなり衰えていくものと思っています。ま、どうでもいいことがほとんどではありますけれどね、笑。

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いやだわ。脱線ばかりで失礼ですが、柱頭は、次回。
ちょっと飲み過ぎました。

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