2017.08.ミディピレネー及びオーベルニュはカンタルの旅、番外その3
ここらで、番外、ホテルと食事のことを入れときます。
まずは、カンタルで二泊した宿です。

Auberge de l'Aspre
Le bourg, Fontanges(フォンタンジュ)
とても小さな山間の村で、お食事を提供してくれるオーベルジュというスタイルの宿で、個人的には、修行中の旅のスタイルとしては最も好むところのものです。なかなかないんですよね、このスタイル。ここは、訪問したい場所へのアクセスなどもよく、お値段も受け入れやすいレベルでした(朝晩の二食付きで、211ユーロとなっていますから、私にしては、ちょっと高めですが、二人だったら、もうちょっと割安になるでしょうね)が、古いタイプの宿でした。
何よりびっくりしたのが、この不思議な構造です。

部屋の中が二階建てなんです。
上に、お風呂があります。でも、すごく変な構造で、部屋の扉から入った地階に、ベッドと、そしてトイレがあるんですが、階段下に位置するトイレには、洗面がないんですよ。
以前から、ヒトにも教えられ、自分でも疑惑を持っていましたが、フランス人は、トイレに入っても手を洗わない、ということが、ここで、実感ですよ。
おそらくですが、もともとは部屋しかなかったような古いホテルを天井が高いことを利用して、お風呂を増設。トイレは、もしかするともともとあったかもしれないけれど、だとすると、もともと部屋の中には、洗面がなくてトイレだけ、ということか、またはトイレも後付で、部屋は本当に寝るだけのものだったのかな。
イタリアだと、例えば、トイレが共同でも、部屋の中に洗面台だけある、というスタイルは、古い安宿によくありました。今でも時々、かつてはお風呂がなくて、この洗面台だけだったんだろうな、というタイプのお部屋に遭遇します。
しかし、トイレがあって、洗面台がないというのは、ちょっと…。
トイレが下にあるのは助かるものの、結局手を洗うために階段を登る必要があり、非常に不便でした。現在Covidのご時世では、さらに不便な気がしますね。
お食事は、残念ながら、あまり大したものではなく。確か一日目は定職を頼みました。

素材は悪くないんだと感じたのですが、調理が今一つな感じでした。前菜もメインも。初日はすごく空腹感がすごかったので、それでも食後にチーズまで頼んでしまいました。台車に乗ったたくさんのチーズの中から選べるくらいに考えていたのですが、残念ながら、すでに勝手に選ばれたチーズ三種盛で、半分は食べられず。
そういうことから、この宿のお食事評価は、個人的には、今一つです。

二日目は、定食はやめて、この辺りが産地だという毛の赤いサレール牛のステーキ。

これは、塩コショウで焼いただけですから、思惑通り、美味しかったです。たまには、こういういかにものステーキはおいしいので、これは大正解でした。産地ですしね。
さて、この村。教会ではないんですが、こんな不思議なものが。

フォンタンジュの聖母マリア礼拝堂La Chapelle Notre Dame de Fontanges
上に観音様みたいに、多分マリアですかね。ライトアップが、ちょっと日本のものみたいですね。夕食の後、ぶらぶら散歩がてら、行っていたもの。本当に山奥で、静かな村でした。

岩をくりぬいて、礼拝堂にしているとかそういうものだと思いますが、入り口の装飾は、ロマネスク的なものとなっていました。再建かな。

番外編、もう一つ、最後の方にやります。
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- 2021/05/09(日) 00:38:45|
- オーベルニュ 03-63-15-43
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