fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

最近の手仕事、ハンコ編、その1

先日、フオリサローネの記事内で、最近最もはまっている手仕事、ノート作りに言及しまして、そういえば、このところロマネスク関連の記事アップが遅れに遅れていることから、それ以外のことを書けてないよなぁ、としみじみ。もう四年くらいになりますか、消しゴムハンコにはまってから、一度は記事にしようと思いながら、なかなか実現できなかったんです。
そんなわけで、たまには、普段の記事からまったく離れて、手仕事のことなど、書いてみようと思います。

そもそもノート作りを始めたのは、ハンコからの流れです。
ハンコとは、消しゴムハンコ。なぜそれを始めたかは、これまた結構なストーリーがあるんですけれど、そこは割愛。ただ、趣味として始めたわけではなくて、諸事情から自分の名前ハンコが必要になり、買おうにも求めるようなものがなかったことから、芋版でやるか、いや待てよ、ゴム版とかないんだっけ、というようなことから始まったとだけ、しておきましょう。

いざ、普通の消しゴムとカッターでいい加減に彫ってみたところ、なかなかこれがはまるわけです、例によって。

shugei 014

恥ずかしいですが、超初期のハンコ。なにを彫ろうかと思って、思いついたのが大好きなにゃんこでしたので、最初はにゃんこ単体で彫っていました。
線は太いし、そもそもサイズが大きいし、ヘタのすっごい手前の下手っていうんですか、ひどい…。

それでも、だんだん慣れてきたりして、今度は絵を作ることを覚えます。

shugei 015

にゃんこのハンコと別に、ボールのハンコを作って、組み合わせると、なんか絵になる!簡単に言ってますが、この発想になるまで、結構かかっています。そもそも消しゴムハンコの世界、まだ知りませんでしたしね~。

とか言いながら、ロマネスクのアカウントを持っていたインスタグラムに、ハンコ用のアカウントも作って、そのあたりから、消しゴムハンコにはまった感じです。

shugei 016

彫るのもヘタなら、押すのもヘタ、という二重苦ですが、この絵を作る、という作業は面白くて、いつも彫る絵図を考えていた感じ。
名前印もいれるようにしたら、さらにオリジナルの絵図っぽくなって、雰囲気が閉まることも発見。

shugei 017

ちなみに、インスタグラムのアカウントをYuriaとしたので、そのYとなります。ユリアは、宮沢賢治の詩に出てくる動物の名前から取りました。

そうこうするうちに、テーマを作る方向に行って。
例えば和伝統文様。市松とか、矢羽根、麻の葉…。

shugei 018

押し方も、色々考えて、工夫します。なんとなく物語ができそうな雰囲気をもとめて。

shugei 019

shugei 020

消しゴムハンコの世界って、インスタグラムのアカウントを開いて、他の消しゴムハンコの人のギャラリーを見てわかったんですけど、目指すのはハンコそのもので、ハンコを販売して稼いでいる人の人口がすごい。ハンコ彫っている人の目標の多くが、「彫って売りたい」みたいな。まぁ、ギャラリー持っているのが、主にそういう人ということで、ただ趣味としてやっている人もいるんでしょうけどね。

わたしは、完全に趣味の人なので、目指す方向が全然違うし、人の彫り方動画とか見て、参考にはなっても、別に彫りを極めたいわけでも、売ろうと思っているわけでもないので、絵を作るようになってからは、どんどん違う方向に向かってきました。テーマが深まるばかり、というんですか。大げさですが、要はハンコで絵を、という方向で。

で、色々やっていく中で、なんちゃってアート系とか。

shugei 021

なんちゃってモンドリアンとか。

shugei 022

なんちゃってマチスとか。

これは、猫の次に選んだメイン・モチーフのペンギンとのコラボにつながっていきました。
ペンギンとの出会いも、ちょっとしたストーリーがあるんですけど、そこは端折りまして。

shugei 023

あらやだ。
ノートまで全然たどり着かない…。

ハンコのインスタグラムも、貼っておきますね。
Instagram, Yuria5874

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログ 建築鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

インスタグラムに、これまでのロマネスク写真を徐々にアップしています。
Instagram, Notaromanica
スポンサーサイト



  1. 2021/10/02(土) 16:54:30|
  2. 日曜大工、手芸
  3. | コメント:0
<<ローマの映えスポットとマフィア考(サン・バルトロメオ、クレシェンツィ邸、サンティ・ジョバンニ・エ・パオロ教会) | ホーム | カルチョーフィ丸ごとはおいしいよね(ホテルとレストランの記録)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する