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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

最近の手仕事、ノート編とおまけ

ハンコは、自己流ですし、彫りたい対象が次々と出てきてしまうので、彫り方を極める、ということができず、ハンコのクオリティは初心者をやっと抜け出したくらいのところまでしかたどり着けないということが分かってきたあたりで、次なるハンコ活用アイディアが…。

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既存のノートに、自分のハンコを押せば、あっという間にオリジナルノートに!
これね、マニラ紙風の拍子で、中も無地、というフライング・タイガーで販売されているミニ・ノートのおかげです。A6の一回り小さいサイズです。
ついでに、かなり厚みがあってお安く売っているポストイットを小分けにして、それぞれ画用紙で表紙をつけてっていうのも考案。

どっか他でも、無地のノートがないか探しまくったのですが、日本の百均でも、ミニ・ノートには、必ず罫線が入っているんですよね。見つかった無地ものは、ピリピリと切り取れるようになっているノートくらいでした。
それなら、とそれらを束にしてピリピリして、台紙と表紙をつけてみました。

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個人的には、ミニ便箋として、かなり重宝していますが、使用が限られている感がありますので、やはりちゃんとしたノートの方がいいなぁ、という中で、やっと、自分で作っちゃえ、と思いついたわけです。

最初は、和綴じから。

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便利な世の中になったもんで、和綴じだって、ネットで検索すれば、なんとか習得できるんですよね。最初はなかなかうまくいかなかったのですが、自分なりの工夫も加えて、なんとかこんな感じに。
サイズはA7で、表紙と台紙は折り紙です。中にも、表紙に張ったと同じキャラのハンコが各ページにペタペタと押されていて、なかなかかわゆいです。

でも、和綴じは開きが悪いし、使い勝手は今一つなので、やはりちゃんと綴じたノートにしたいと思って、製本などのワードで検索、綴じ方を探しました。
しかし、綴じ方は、かなり苦労しました。
ホッチキスでバチンと綴じる、という方法で、作っていらっしゃる方は多いのですが、製本となるとやけに本格的だし、手ごろなやり方、なかなか見つけられず。やっと見つけても、試行錯誤の連続でした。

で、やっと形になった…。

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昔々、もう10年以上前になりますけれど、一度ある教室で、小さなノートの製本を教わったことがありました。その時のノート、とってあったので、バラしたりしてね。でもそれは、かなりしっかりしたノートだったので、私のイメージとはちょっと違っていて、変にもっさりしちゃったりしてね。
で。最終的には、なんとか綴じて、普通の80グラムくらいの無地の色コピー用紙と、補強用の折り紙で、外を作ってみました。

その後は、しおりにも凝りだして、細いリボンとか、各色のコットンヤーンとか、先っぽにつけるチャームも、ビーズとか、スパンコールとか、ポンポンとか…。日本の百均とか、ミラノの中国人の雑貨屋さんに、大いにお世話になりました。

そうこうするうちに、もうちょっと大きなサイズのノート、例えばA6くらい、作りたいと思うようになりまして、そうすると、外紙が、普通のA4サイズだと、紙の無駄がすごいので、さて、と考えて思いついたのが、手元に大量にある様々な紙類の再利用でした。

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当ブログをよく見てくださっている方にはおなじみですが、わたし、ベネチアのビエンナーレとか、ミラノのフオリサローネが大好きで、毎年あちこち徘徊しています。そして、そういう展覧会的なイベントでは、素敵なフライヤーだったり、ポスターだったりの紙類が大量にゲットできるんです。時々、面白いカードになっていたりとか凝ったものもあるので、いつも大きな袋に一杯抱えてくるっていうことになっていて、素敵なものは、保管していたんですよね、工作用に、と思って。
でも、実際には全然使ってなかったわけで、それの再利用、なんか目からうろこっていうか。

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これで、世界で一個だけ、感がさらに強まりました、笑。実際、同じものは一つとしてできないわけですからね~。場合によって、外紙は同じでも、なんと呼ぶのか、表紙の裏側、裏表紙?

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そこも、広告紙などを使うこともあれば、おしゃれな包装紙を使ってみたりもするので、同じものを作る方が難しいくらいです。
最近では、ノートの綴じ糸としおりの色合わせをしたり、変な凝り方までしてきて、リミットなしです。

ピリピリと破りながら使うレポート用紙タイプのメモ帳も、自作するようになりました。

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紙の一方の辺に、何度ものりを塗るので、綴じるのより時間がかかりますが、これはこれで楽しい。こちらのタイプには、ゴム止めをつけてみました。このゴムについては、何かもう一工夫欲しいところです。
ちなみに、上の写真の、右下の小さいサイズについては、外紙の代わりに、マスキングテープを貼ってみたもの。すごくずっしりしてしまうのですが、これはこれで、マスキングテープの組み合わせを考えるのも楽しいし、出来上がりもポップな感じで、思ったよりかわいいものになりました。

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そんな作ってどうするの?と思われそうですが、初期は、友人にもらってもらったり、失敗作を自分で使ったりで、それなりに消化していました。そして、年に一度、ミラノ日本人会のイベントで販売しています。残念ながら、イベントは、去年はなく、今年もおそらくないようです。

自分でも使っているのでわかるのですが、このノート、作りは素人ですけれど、ページが全開するし、ページ数も多すぎず少なすぎず、結構使い勝手いいんですよ。わたしは、旅のノートとして活用しているのですが、無地なのも書き込みに便利で、自画自賛状態ですが、気に入っています。

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というわけで、売るチャンスはなくても、作っていて楽しいため、常に少しずつ改良しつつ作っているわけです。実用品なので、差し上げれば、たとえ押しつけがましくても、それなりに使ってもらえそうですしね。

一方で、このところ、久しぶりにチクチクにも回帰していて、こちらもやたら作っていました。

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スマホクッションです。
在宅でビデオ会議の際、スマホで接続することが多く、支えが欲しかったことから、作ったら、なかなか便利だったので、友人にもプレゼントしています。三角は簡単だけど、それだけだと面白みがないので、先日、ノート用のポンポンをつけてみました。
そいから、変形で、こんなのも作ってみました。

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にゃんこ型は、検索しても出てこなかったので、試行錯誤して、三回目で、なんとか形になりまして、左側が最新の改良型です。
立体裁断って聞いたことあるけれど、三次元を二次元で形にしていくのって、本当に難しいことだ!とびっくりしました、こんな簡単そうな形ですら。
頭と指先を使うので、ボケ防止にもなってるかもね。

ちなみに、なんの役にも立たないどころか、場所ふさぎになりかねないしっぽ付きです、笑。

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というわけで、在宅ライフもなんのその。つくづくしみじみインドア人間だなあ、と思います。
ノートの次は、何が始まりますかね?

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  1. 2021/10/16(土) 15:37:25|
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