2019年8月夏休み、フランス中部の旅、その9(ベリー)
前回のヴェローの鍵待ちの間にも一つ。

キュフィーCuffyのサン・モーリス教会Eglise Saint-Mariceです(カギはメリーだが、メリーのオープンは限定的)。
鍵待ちのランチ・タイムに訪ねることになりまして、当然のようにクローズ。メリーで鍵を借りられるようではあったのですが、午後のメリーのオープンは15時からということで、まったく無理でした。

その上、この日は朝からお天気が不安定だったのですが、ここにきてざあぁあと降ってきまして、仕方なし、教会前に停めた車の中で、持参のサンドイッチをもさもさといただきました。こういう時は、本来楽しい修行旅も、まさに修行の様相を呈してきて、寂しく辛い気持ちになります、笑。
説明版でも読んでおきましょう。
「サン・モーリスは、騎士や兵士の守護聖人。建物全体は、12世紀初頭に建設されたもの。内陣は床面だけがオリジナル、鐘楼は19世紀の再建。
1860年に、とある研究者が、教会のオリジナル建築は1065年になされたと書かれた碑文を発見した。1786年に付け替えがされた鐘楼にも、その前の鐘楼は930だったという碑文が刻まれており、とするとカロリング時代にまで遡ることとなる。」
「建築様式は非常にシンプル、後陣は、Apremont産の石でなされているのが注目される。」

「開口部はしずくモチーフの帯装飾が施され、しずくはダイアモンド風の真珠で装飾されている。」
これ、よく分からない翻訳なんですが、ちょっといい加減にやってるもんで…、笑。でも、このアーチの下のポツポツとか、柱頭の上の副柱頭の部分の装飾かなぁ、と思ったり。

「西側扉は、装飾の施された小円柱を伴うが、リボンやつる草をモチーフとした柱頭を抱いている。」

内部は、まったく分かりませんが、以下のようになっているようです。
「本堂は一身廊で、木製天井。かつての翼廊は、16世紀に作り替えられた。巨大な角柱が、大きな鐘楼を支えている。」
そして、どっかに、割と最近発見された「祝福するキリストのフレスコ画」があるらしいです。

ヴェローの後、もう一度戻る選択肢もあるにはあったのですが、戻らずに先に進みました。今、地図を見直すと、15時過ぎに戻っても先への影響も少なかったので、なんで戻らなかったかな、と思いますが、おそらく外観であまりそそられず、中にも期待できないという印象を受けたからだと思います。ジェルミニーはゴーストタウンだったしな。あと、お天気の都合もあったかな。
ということで、大変地味な見学となりました。
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- 2023/04/28(金) 18:47:44|
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