さて、新しい一日の始まり。予定は、テヴェレ川沿いに点在する古い教会めぐり。
例によって時間がもったいないので、超早起きです。前夜、朝食は何時から?え、7時?と落胆しつつ、ホテルの人が、多少なら早くできるけど、と言ってくれたのを、いやいや、いいですよ、と遠慮したんですが、気合とは恐ろしいもので、前夜、疲れから倒れこむようにベッドに入ったわりには、しっかりと早起きで、6時50分頃にはスタンバイ状態でした。で、7時ぴったりに朝食のホールに行ってしまいました。われながら、ドイツ人状態であきれます。で、観光への出発は、7時半!すごい。普段の生活では、7時に起きるのも辛いのにね~。
さてさて、まずは適当にバスに乗って、この辺かな、という場所へ。午前中は、一般観光的にはあまり知名度のない、テヴェレ川沿いに点在する古い教会を訪ねる予定です。
まずはここ、サンタ・プリスカ教会。最寄(多分)のバス停から、いきなりレジデンス・ゾーンという感じの落ち着いた高級家屋の立ち並ぶ坂道を登っていくと、その道沿い、ひっそりとたたずんでいます。気付かずに通り過ぎちゃうくらいの、ひっそり感です。
ファサードは例によって、の新しいもので、この写真を見る限りでは、あまりひっそり感は感じられませんね。
でも、実は道からちょっと引っ込んでいて、両脇は普通のお家で、探してなかったら、確実に、教会の存在そのものに気付くことなく通り過ぎてしまう感じです。
ま、新しいのは仕方ないです。このうわ物は、15世紀のものですから。ただ、もともとの古い教会の上に建てられているということで、地下が見られるかと思って、訪ねたわけです。
中はこんな感じ。
うわ物に、古いものは、何一つないのは分かっていたので、期待がない分、落胆もなし。
地下へはどっから降りるんだろう、とぐるりとしてみたんですが、分からず。たまたま教会守らしき人が来ていたので尋ねると、予約ベースでしか見学できません、という残念な答えでした。そういうこともありますよね、当然。でも朝一番で来ただけに、ちょっと残念でした。これが20年近く前、初めてローマに来ていた頃だったら、日本からわざわざ来たのか、それなら、とか行って、見せてもらえることもあったのでは、と思いますが、今ではそんなことはもうなくなってしまいましたね。ああ、思えばあの頃のイタリアは、旅行者にとっては、本当に幸せで面白い国だったです。
ふふ、今回はロマネスク的には全く面白くない記事で、ごめんなさい。次回は、ちょっといいですよ!
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- 2009/12/30(水) 06:26:55|
- ローマの中世
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