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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

三連発(プレフォンテーヌ45)

2019年8月夏休み、フランス中部の旅、その85(ロワール)

オープンエアのタンパンは置いといて、朝から二連荘で入場を拒否されており、笑、まぁ、ありがちなことではありますが、若干ダウナー気分になりつつ、さらに東方面に20キロ強進みます。
おそらく、さほど重要な教会ではなく無理に行く必要はなかったと思うのですが、事前に調べた自分なりの見学ポイントが”たたずまい”とあり、なんとなく行ってみようかと思って訪ねた場所です。前回訪ねた教会のたたずまいが、予想外によかったことも後押しになったかもね。

france vari 2 134

プレフォンテーヌPrefontainesのサン・ジャン・バプティスト教会Eglise Saint-Jean-Baptisteです。

なんと!これまたポルティカーダでした!
そっか、自分、このスタイルが好物なんで、それで多分たたずまいよし、と記しておいたんだなって分かりました。
それにしても、このスタイル、多いですね。

残念ながら、現場には説明は一切なく、ただ、写真とともに、以下の看板が置かれていました。

”Eglise Saint-Jean-Baptiste au Porche-Caquetoire romane, classe du XIIeme siecle.”

12世紀のロマネスク様式のポルティコを持つ教会、ということですが、このPorche-Caquetoirというのが、どうやらその建築的名称になるようですが、うまい日本語訳は探せませんでした。こういう専門用語は、自動翻訳では、まず出て来ませんね。

私の手持ちの小さな日仏辞典では、Caquetが、鶏がコケコッコーと騒ぐみたいな意味なんですよね。ということはその派生語ではないのかな。鶏小屋みたいなイメージから来たのかな、とか、例によって妄想するしかありませんね。
日本の大きな書店で、大きな日仏辞典があったら、確かめてみようと思います。

いずれにしても、やはり手持ちの本に出ていたわずかな解説では、以下のように書かれていました。

「ここでは例外的なプレフォンテーヌのポーチは、シャンパーニュで一般的な同様の構造に似ているようです。」

シャンパーニュというのは、おそらくシャンパンの産地のあの、シャンパーニュですよね。確かロマネスク的にはあまり見るべきものがないと認識しているのですが…。

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とてもシンプルな田舎の小さな教会ですが、とにかく美しく保たれている様子が、好感度高いです。
お花がきれいに飾られていて、いつでも結婚式スタンバイ状態、笑。

france vari 2 136

熱心にお世話している信者さんがいるということですよね。そういう気持ちが、全体に漂って、もともとかわいらしいたたずまいの格を、さらに上げているといった様子です。

france vari 2 137

そういった思いを反映しちゃってるのかもしれないのが、この扉で、木製の扉を閉めるだけでは飽き足らず、何ともいかつい鉄柵が、固く錠前で閉ざされていて、鍵穴にアクセスすることも不可!
確かに、奥にある木製扉は、しょぼい様子だから、頼りない、と思われたのでしょうし、実際に何か狼藉がなされたのかもしれないけど、教会という施設がこういった閉ざされ方をしていると、ちょっとどうよ、と思ってしまうところはあります。世の中には雷に打たれることをも恐れない悪い人がいるわけだから、仕方ないけどね。

あ、書きたかったのは、そういうわけで、入場はできなかったし、内部の様子をうかがうことも不可だったのですが、

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引きの写真がなかったので、上はグーグルさんからお借りしたもの。
農村の中の教会という雰囲気が、よく分かると思います。

回り込んでみたら、鐘楼のでかさにびっくりです。

france vari 2 139

後陣は、平らで、面白みのないタイプです。
でも、どこから見ても、周囲の緑も整備されているので、とにかく美しいですよね。

ということで、見学は数分で終了しましたが、かわいかったので、それなりの満足感を得ることが出来ました。でも、入場不可、いよいよ三連発です。

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テーマ:フランス - ジャンル:海外情報

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コメント

いいですね。 回廊?玄関郎?つき教会。2003年にストラスブールからタクシーで行ったエピフィグだったかのサント・マルグリット教会を思い出しました。こういう建物を見ると、もういけないのだというおもいで胸がいっぱいになってきます。 でも遥かに想うというのもいいものだ、と自分を慰めています。
  1. 2023/10/21(土) 02:12:59 |
  2. URL |
  3. yk #C8Q1CD3g
  4. [ 編集 ]

ナルテックス構造

YKさん、そうですね、アルザスのエピフィグ、ミクロなこういうスタイルでしたよね。あそこは、巨大ドイツスタイルが多いアルザスで、癒しの教会でした。
ロマネスクは、現地に行くしかないというのは、辛いところですよね。私も将来日本に帰って、辛く思うこともあるかと想像しています。でもきっと、日本に帰ったら、現実ではない、遠い夢のような思い出になってしまうような気もしているんですよ。
  1. 2023/11/05(日) 16:14:23 |
  2. URL |
  3. Notaromanica #-
  4. [ 編集 ]

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