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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

どーだどーだ!のアダムとイブ(ブランサ03 その2)

2019年8月夏休み、フランス中部の旅、その119(オーヴェルニュ、アリエ)

ブランサBransatのサン・ジョルジュ教会Eglise Saint-George、続きです。

前回、技巧に優れた柱頭と、変な味のある柱頭を見たのですが、もう一種類、場違い感の激しいやつもありました。

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ムキムキの人たちが、どーだどーだ!みたいな。

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右側の人は、胸があるから、どうやら女性らしいけど、どちらも全裸でどーだ!ポーズ。
なんかね、鍵の人、とてもおしゃべりで、沢山説明をしてくださったのだけど、なんせフランス語分からないから、ほとんど聞いてなかったの。大失敗。この柱頭の話もしてくださっていたのは記憶しているけど、内容はトンと…。勿体ないことでした。

前回紹介した音楽家の彫りのディテール。

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そして、この妙なヌード。

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写実的な裸像は、ある意味、ローマやギリシャ回帰みたいにも感じるけど、どしてだろう。
というところで、次に行こうと思ったんだけど、やっぱり調べちゃって、そしたら、単純にアダムとイブらしいね。確かにこの時代で全裸と言ったら、彼らをおいてないわ。
それにしても、なんでこんな挑戦的な様子をしているんだろうねぇ。やっぱり謎だわ~。

ちなみに、内部の状態、かなり傷みが進行しているわけですが、鍵守りさんのガイドによれば、このブランサ、今の人口は400人程度で、とても教会の修復を自分たちでする力はない、ということなんだそうです。
壁の彩色漆喰も、相当剥がれ落ちていて、カビもすごいようです。このまま放置されていたら、きっと取り返しのつかない状態まで行ってしまうかもね。剥落が進んだら、入場禁止になる危険もあるので、そうなる前に、最低限の修復のめどがつくとよいのですが。

下の、キリストの上あたり、剥落している部分は、その下にも、何か描いてあった様子が見えましたから、いっそ、表面を全部はがしてしまうのもありかもねぇ。

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では、外に出ます。

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ファサードは、革命で破壊されしまったそうです。
側壁や後陣には、軒持ち送りが並んでいます。

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建物に比して、小さ目サイズで、ほとんとは鉋屑みたいです。

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後は、ちょっとしたバリエ。いずれにしてもかなり地味ですね。

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教会の周りは、墓地になっていて、要は墓地の教会なんですね。お葬式があれば、ミサのために教会が開けられるっていう感じなんですかね。

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最後に、この教会が捧げられた聖人ジョルジュさんのことを記しておきます。
「ブランサット教区の守護聖人である聖ジョルジュは、中世に非常に賞賛された兵士の姿を表しています。ペルセとアンドロメダの古代の伝説を思い起こさせるエピソードの主人公である彼は、小アジアのトレビゾンドの街を脅かし、若い男性と若い女の子を食い荒らした悪魔を退治します。こうしてジョージは王の娘を解放したのです。それ以来、軍や十字軍によって信仰されてきました。その物語は、クレルモン大聖堂のサン ジョルジュ礼拝堂にある 2 枚の壁画と 14 世紀に遡る装飾のステンド グラスの窓によって語られます。」
別にひねりなく、あのジョルジョさんでしたね。

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