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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

真実の口ではないはずだが(コロンビエ03 その2)

2019年8月夏休み、フランス中部の旅、その125(オーヴェルニュ、アリエ)

コロンビエColombierのサンピエール教会とサンパトロクル教会Eglise Saint-Pierre et Saint-Patrocle、続きです。

前回は、激レア黙示録の柱頭に終わってしまいましたが、それ以外にも、とてもロマネスクらしい柱頭がいくつかあります。特筆するまでもないってとこだとは思いますけれど、典型的なやつは、やはり好きです。

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しかし、こういった典型的な図像は、きっと図案帳みたいのがあったんだろうし、そこそこの石工さんならそれで彫れるってとこだったんだろうし、と思うんだけど、黙示録を彫る石工さんというのは、どういう人たちだったんだろう?と考えちゃう。
ちょっと前の記事で、石工も勉強していたというような解説があったと思うんだけど、確かに図像の内容を知らないと、構図もできないよね。とすると、そういう内容に精通して、図像を作って、そうすると、やはり一か所だけではもったいないから、って他の現場に売り込むみたいな図式?

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そういう人が独立して、その後、サインまでするようなスペシャリストになったのかな。こういう、いかにもいかにものロマネスク的柱頭をやってる人とは、絶対に立ち位置違う。

そしてやっぱり面白いと思うのは、黙示録なんていう大真面目なコンテンツを置く一方で、こういうやつらをしゃらっと並べる感覚。

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ちょっとだけ、歴史的な解説を。
「Colombier は、ラテン語の colombarium に由来しており、鳩の巣を守るための小さな穴、または死者の灰を納める骨壺「コロンバリウム」を意味します。
修道院から 300 メートル離れた「サン ジェネストSaint-Genest」として知られる地域にガロ ローマ時代の墓地の遺跡が存在し、その敷地内に小さな教区教会が建っていたことは、この 2 番目の仮説を裏付ける可能性があります。」

「教会の周囲でタイルや石材の破片が発見されたことは、ローマ時代またはガロ・ローマ時代の別荘が存在したことを証明しており、後に「聖パトロクルの泉」となる水源から水が供給されていたことは間違いありません。」

「聖パトロクルによって、おそらく木造で建てられた最初の教会は消滅しました。彼の死後、576 年頃に彼の弟子たちによってロマネスク様式の教会が建てられました。 聖遺物を崇拝するために遠くから来る多くの巡礼者を保護していました。」

どうやら、教会の創設者である聖人のレリックがあるようです。

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鍵守りのおじさんが説明してくれたいたのが、それかもしれません。
おじさんの解説を、分かる範囲でメモしたんだけど、自分の字が汚すぎて読めないという悲しさ…。それも四年もたってるから忘れちゃってるしさ、笑。せっかく長々と色々語ってくれたというのに、すべて無駄にして、おじさんに申し訳ない気持ちになりましたわ。

辛うじて分かったのは、昔、祭壇のところにはレタブロとか言うんだったか、金ぴかの屏風っていうか、飾り棚みたいな、よくスペインとかにあるやつがあって、レリック箱もそこにはめ込まれていたとかそういうことだったと思いますが、もちろん、まったく確信はない、笑。

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あと、一部破損しているとはいえ、堂々とした立派なこの円柱がオリジナルということだった。これはたぶん間違いないけど、だからどうよ、程度の知識ではあるな、笑(解説に、「丸天井とベイを支える 10 本の柱のうち 3 本は円筒形で非常に古く、おそらく 10 世紀以前のものと思われます」とありました)。

一つ残念と思うのがこれ。

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自分が、壁かなんかに開いた穴に手を突っ込んでるんだけど、これが何だったか思い出せず…。
奥に何かあるとかそういうことだったか、または真実の口的な、ということはないと思うけど、笑。こういう体験は忘れない、とかそんなはずないのに、きっとそう思って、メモも書いてない…。忘れるんだよ、絶対。大体、行ったことだって、見たことだって、ほとんど忘れちゃうんだから。
で、検索したけど、教会のデータは一杯出てきたけど、ざっと見ても、これに関しては見つからない感じで、いずれにしてもフラ語をざっと見て、特定の情報を選りだすほどの能力はないので、解明は無理ということになります。
どなたか現地に行かれて、同じ体験をした方がいらっしゃれば、あれはこういうことだということを教えていただければ、とても嬉しく思います。

最後に、鐘楼のディテール。

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