今日はアートの日ですが、残念ながら、またスキップ。なぜかというと、今日は滞在許可証の住所変更のため、警察でアポがあったんですが、それが、11時56分というアポなのに、実際窓口に行けたのは5時すぎ、で、どうしても終えなければならない仕事があったので、オフィスに戻ったのがもう6時近く。というわけで残業。明日早朝6時の汽車で出張なのに!
それにしても、それだけ待たせるなら、なぜ、56分なんて細かいアポを入れるんだ、警察!それも、住所変更の申請書は、一年前に出したもんなんだぜ。
今年の10月に、パスポートを更新しないといけないんだけど、またこれ繰り返すのか?とうんざり。ねえ、パスポート更新したら、またこれやらないといけないのかしら、と尋ねたところ、え~、わたしだったらやらない、って言うか、少なくともすぐはやらないわね~、だそうでした。アバウトですね。
そう、窓口の人たちは大変親切でリーズナブル。
そういうことも含めて、滞在許可証関係では、本当にひどい時代を知っているわたしは、こんな仕打ちにあっても、うん、昔を思えば、よくなったよね、と思えてしまって、なんか切ない。どれだけ辛い経験をしつつ、ここにいるんだ、わたし!
というわけで、アートはなし。
その代り、しつこいですが、もうちょっとだけロンドン塔の写真を、アップさせてください。中世がらみのおまけ話。
メイン・エントランスを入ってすぐのところ。13世紀頃のアーチです。ここは、シティからも近い場所なのに、良くぞ中世の面影が残りましたって感じなんですよね。テムズ川がすぐ脇を流れていて、その対面は、現代建築ラッシュなので、ますます時代めちゃくちゃっていう面白さがあるゾーンになっています。
近現代が交じったそういう場所に、こういう時代錯誤的衣装を身に着けた人たちが、堂々と行き交っているんですよ。
建物内にいる係員は、もうちょっと地味な制服でしたが、やはりお仕着せ風、ビクトリアン風でしたね。
しかし、この制服が、この中世の風景の中では、とても映えるし、似合います。
ね。
このバックのゴシックの教会、入るの忘れた。失敗。
それにしても、このビーフィーダーさんたち、そろいもそろって、メタボ体型なんですが、それって資格要件なのかな。
一転、ほっそり兵士。これは、ロンドン塔のいたるところに置かれた、メタルで作られた兵士のフィギュア。なかなか面白いシルエットで、気に入りました。
そして、武具の実物レプリカ。
こういうものとか、拷問器具とか、昔は全然興味がなくて、そういうのに夢中な中世ファンを、覚めた目で見ていたもんですが、今では、あれば、とりあえず、写真を撮る、触ろうとする、とすっかりフリークになりつつあります。でも、触り放題のレプリカなど置いているところはそうあるわけでなく、こういう鉄製の兜、初めて手にしましたよ。
すごい重量なんですよ。頭にこれ。そして身体は全身鉄の鎧?脛当てとか、篭手とか、全部こんな重さ?
こういうのを実感できると、先日テンプル騎士団の話で、武具の重量を考えると、若いときしか出来ない、という話なんかが、実感として分かるわけですね。
そういう意味では、このタワー内には、いろいろ遊びながら、中世の武具を試せたりするゲーム的展示もあって、わたしみたいな人には、なかなかナイスなんです。
あ、もう一つだけ。
タワーは、牢屋でもあったので、あちこちに幽閉されていた人たちの残した落書きがあります。それが結構すごいんだな。
落書きって、そういえば前に、フィレンツェでドゥオモだったかに日本人が落書きしたとかで大騒ぎしていたことがありますが、こちらでは結構昔から習慣的にあって、こういう風に古い落書きを残している歴史的建造物も一杯あって、落書きは必然、みたいな変な前提があるみたいです。
ロンドンの項、お仕舞いです。ほんの週末旅行なのに、結構盛りだくさんだったですね、われながら。
仕事の出張は嫌だけど、でも週末に引っ掛けられるなら、我慢してもいいかも~、とか、わけの分からないことを思う今日この頃のわたし。
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- 2010/02/19(金) 05:53:54|
- イタリア以外のロマネスク
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Hちゃん、勿論武具好きとは、あなた以外に考えられませんよ!拷問器具もね。
ロンドン塔、そういうコーナーすごく充実してたよ。子供が喜んで遊んでいるので、気の弱いわたしはなかなか割り込めなかったのが残念です。重さはほんと重要だよ。って言うか、絵では絶対に分からないもんね。日本の鎧も、やっぱり重いんだろうか。
- 2010/02/19(金) 17:32:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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