ローマ観光の中心に鎮座してますが、なんと、ここも初めて訪ねた教会です。なぜかというと、ミケランジェロの設計したというカンピドリオ広場は好きで、ローマに行ったら欠かせないスポットの一つですが、この教会とは直接つながっていないし、そもそもこの教会にどこからアクセスするのか、よく分かってなかったんですよね。
今回、よ~く分かりました。直接はつながっていないけれど、カンピドリオから、階段を登って、裏の方から行けるようになっていたんですね。ローマのどこからもよく見える、真っ白なヴィットリオ・エマヌエレ二世堂の裏を通れて、結構面白い秘密の抜け穴みたいな場所でしたけど(秘密どころか、観光客であふれかえっていましたけれども)。昔から、こんなだったんですかね。
さて、こちらは、教会の表側。
この急で長い階段の右隣には、カンピドリオ広場につながる、結構急なスロープがあります(で、いつもはついそっちに行ってしまっていたというわけです)。
アプローチは美しいですが、教会のファサードは、のっぺらぼうで魅力ないですね。でもこれ、13世紀ということだったんで、何かあるかも、と思って、わざわざ行ってみたんです。
古い神殿の上に、13世紀に再建された教会だそうです。だから、中世の何かを期待するには無理がありました。
中は、もうぎらぎらで、なんともゴテゴテで、すごい装飾でしたよ。
これは内陣部分。特に派手だなぁ、と感心したのが、シャンデリア。内陣部分、ぐるりと半円に、これでもかって、同じタイプのシャンデリアが釣り下がっていて、その同じ物が、身廊を分割する壁からも、これでもかって、下がっているんですよ。ベネチアン・ガラスとか、多分そういうもんだと思うんですが、これだけあると、高価なものとはとても思えないって言うか。
ただ、呆然と眺めてしまいました。
でもね、中世もちょっとだけあったんです。コスマーティ。コスマーティ、偉い!ほっとしましたよ。
内陣の入り口両脇に説教壇がありまして、その柱が、とてもきれいなコスマーティ・モザイク。
そして、床。ここのは相当古い時代のから残っていて、磨り減った渋さが好みでした。石がここまで磨耗している姿って、なんか、感じるものがありません?
そして、また中世から離れて、ピントゥリッキオ。
この教会は、長い間、人々に愛されていたんでしょうかね~。だらだらといつまでも装飾が付け加えられていって、ルネサンス期の絵画とかもかなりいろいろあるんですよ。でもわたしがアクセプトできるのは、ピントゥリッキオくらいかな~。
サン・ベルナルディーノの生涯を描いたフレスコ画で、入り口から入って、右側の最初の礼拝堂です。自然光で十分明るくて、大変よく見えました。ただ、礼拝堂は鉄柵で閉ざされているので、若干距離のあるのが残念でしたけど。
修復もしっかりされているようで、色もとても美しくて、とてもよいフレスコ画でした。この人も、女性が美しいですよね~。
お、よく撮れてる。ふふ、わたしのカメラじゃ無理。これは絵葉書からです。
スポンサーサイト
- 2010/02/23(火) 03:53:34|
- ローマの中世
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0