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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ミラノ展覧会、ハイブリッド

今日は無料展覧会で、とても得した気分です。
MiArtというアート関係の見本市の協賛で、無料の現代アート展覧会があったので、久しぶりに木曜日、会社帰りに行ってきました。


無料とは言え、コンセプトもしっかりとした展覧会で、充実していました。とは言え、説明文なども読んだのですが、実はよく分からなかったんですけど。どうも、現代文化のハイブリッドを、アートに置き換えて考えるみたいな、そういうもんだったような感じなんですが、大体ハイブリッドって何?みたいな根本的な部分で躓いてしまって…。
ハイブリッドって、混血とか混合とかあいまいとか、そういう境界的な意味です。
展覧会がどういうものだったかというと、比較的若手の現代アート作家の作品が並べられていて、それぞれキャプションに、ちょっと前の時代の作品の写真が付けられていて、それとの類似性というか、それをハイブリッドすると、こうなるかも、みたいな事になっています。キャプションの作品は、必ずしも有名なものではなく、というよりも、ミラノの近代美術館にある、どちらかというと限りなく無名に近いような作品がほとんど。だから勿論、展示されている作品が、実際にその作品をモトにしているとかそういうことではないはずなんです。
それでもなんか、そういうコンセプトでそろえられると、そういうもんか、という何かが見えてくるのが、こういう展覧会の面白さなのかな。
モナリザとか有名作品の絵姿になりきって、ポートレート写真を撮っている森村何とかさんとか、ベネチア・ビエンナーレやトリノのカステッロ・ディ・リボリでも作品を見たイタリアの現代作家や、それなりに有名な人の作品も数点。小さい会場なのに、1時間くらい過ごしてしまったので、充実度が分かるってもんです。
無料だけに、見学者もかなり多数。

Ibrido
PAC Milano
12/3/2010-31/3/2010

4月になると、ミラノで最も重要かつ有名な家具の見本市、サローネがあります。例年、関連企画で、無料の展覧会が多数催されますが、この数年はほとんど見ていないので、今年は、カメラを持って、会社帰りにでもちょっとうろつこうと思います。楽しみです。

ところで、前から買おうと思っていた小型デジカメを入手しました。トップはそのカメラで撮ったもの。いつも愛用しているのは、キャノンのパワーショットで、手ブレを防ぐために(なんせ、暗い教会でのノー・フラッシュ撮影が多いもので)ちょっと大きめなので、持ち運びが不便だったんです。新しいのは(以前愛用していたニコンのクールピックス)本当に薄くて軽くて、持ち運びが全く苦になりません。
でも、私のパソコンは古いせいか、カメラをつなげても、画像を取り込めないのでした。新しいパソコンを買うまでお預けか、と一瞬がっかりしたのですが、画像は、愛用カメラと同じSDカードに入っていることに気付き、カードを入れ替え、古いカメラの方から通常のケーブルで読み込み。ちゃんと出来ちゃうんですね。
こんなこと言ってると、当たり前じゃん、とか笑われそうですが、でも昔は、カメラごとにカードが違ったり、いちいち初期化しないといけなかったり、そういう世界じゃないですか。はぁ、時代は本当にすすんでいるのだなぁ、と感心しきりです。
しかし、デジカメ画像を読み込めないほど古いスペックのパソコンを使っているのは問題ですよね~。これまでは、2,3年おきにいかれて、買い替えを余儀なくされていたんですが、今の東芝は、長持ちしてるんですよね。そうこうするうちに、Vistaが通り過ぎ、また新しいOSが出て、多分そろそろ買い替え時期とは思っているのですが。
ま、新しいデジカメも、利用できることがわかったので、あせる必要はなさそうです。
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  1. 2010/03/19(金) 06:46:49|
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