THINK TANK続きです。
会場の大学で、最も大きなキオストロに展示された作品です。
この白いものは、プラスティックの廃材のような素材で、波打った形で置かれているんですけど、結構近くから見ても意外と美しい作品です。日が暮れると照明によって、とても幻想的な顔を見せるようです。
一角に設けられた憩いスペース。作品とは言え、ちゃんと座ってくつろいでいいんです。
パラソルの代わりに置かれたものは、透明プラスティックの上に、様々な形の白い食器が並べられています。どれも多分、使える本物の食器。一方椅子になっているのは、メタルなんですが、たたむと真四角、広げると、それぞれの辺に座れますって言うアイディア商品的な椅子でした。
いきなりお風呂です。
小さなコンテナのような建物にしつらえられたバスルーム。この、天井から水が降ってくる、バスタブに蛇口が見当たらないタイプは、相当はやりみたいで、あちこちで見かけました。照明もいろいろ凝ってます。
そりゃ、お風呂場が広ければほしいですね~、かっこいいし、気持ちよさそう。でも、極小バスルーム、極小バスタブの我が家には絶対無理。お風呂は、無理と分かっていても、つい関心が向くのは、やはりお風呂好き日本人なんでしょうか、わたし。
ここも小さな部屋です。外側は鏡張りでかなり派手。
上下左右に銀のホイルのようなものが張ってあり、前後は鏡張りで、わけの分からない空間になっています。照明で、暗闇から、銀色、青や赤に変わって、その度に雰囲気が全然違うものになるので、面白かったです。広さの感覚も変わるし、足元もぼこぼこおぼつかないので、怪しい感じがするし。でも、アートだったら、もうちょっと全体的に繊細に完璧に作るだろうな。ちょっとなんか、アバウトな感じがありました。
ヤマアラシ、という作品。
馬鹿みたいだけど、ユニークでもあります。壁に刺さっているのは本物の植物。月桂樹だったと思います。そこはかとなく香りがあって、妙な風情も。中に入れるようになっているのがみそですが、中には、刺さっている鉢のお尻が見えるだけ。延々と上まで。町の中に置く、瞑想のためのスペースだそうですよ。何も言わなければいいのに、そういうこと言われると、ちょっと陳腐な気もしますね。
Just Home。ただのおうちだよ、って言う作品。
プレハブ、ですよね。一応二階建てで、すごくシンプルで、びっくりするようなバスルームもあり。可動性のある組み立て式プレハブだから、実際にこういうタイプのものって、実用的な用途はあるんだろう、と思います。災害現場とかの仮設住宅とかも、こういうものの範囲だろうし。サローネってやっぱり現実的な見本市なんだ、とふと思ってしまいました。
改めて見ると、また面白いので、まだ続きます。
ちなみにこの会場は、4月25日までオープンしているので、興味のある人は、今すぐ走れ!
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- 2010/04/24(土) 01:52:54|
- アートの旅
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まりささん
走ってもたどりつけない場所にお住まいでしょうか。
残念ながら、終わっちゃいましたね~。
でも、まだたくさん写真があるので、しつこくアップしていきます。
- 2010/04/27(火) 21:29:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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