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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

プーリア・ロマネスク、その13

ブリンディジ3
ブリンディジの最後は、ここ、サンタ・ルチアまたはトリニタ教会です。


ここの無名度は、かなり高いと思いますが、実はかなり興味深いのです。
写真の上物は、15/16世紀のものですから、何で?と思われるでしょうが、地下に、8世紀創設という古い教会の遺構が隠されていて、柱頭やフレスコ画に見るべきものがあるんですよ。
でも…、残念ながら、地下はクローズでした。
事前に地元の観光庁とアポを取ること、という掲示があったので、すぐ電話したのですが、教区管理者の電話を教えられ、そこにかけたものの誰も出ず、ということで、さっさとあきらめました。先を急いでいたし。
でも、教会は開いていたのだし、その場で粘れば、もしかしたら訪ねることが出来たかもしれないな~。でもこっちは一人だし、やっぱり難色を示されてお仕舞いだったかな~。などあとからいろいろ考えてしまいました。
いまさら、仕方のないことですね。どなたか、訪ねた方がいらしたら、是非、どういうものだったか伺いたいものです。

上の教会にも、少しフレスコ画がありました。12世紀終りから13世紀にかけて位のものかな。


かなり修復がされていたと思いますが、残念ながら、保存状態は、あまりよくありませんね。


この、右壁のフレスコ画以外、内部には見るものはなかったと思います(あくまで、ロマネスク的に、ということですが)。
でも、これだけ起源が古いんだし、何かあるんじゃないか、と時間におわれつつも、目を皿のようにして、きょろきょろするわたくし。



この外側壁にあるアーチと、それを支える付け柱は、ちょっと興味深かったです。なんかさがさずにはおれん!という目が探してくれました。病気ですから。

というわけで、ブリンディジは、カテドラルの古いモザイク画、そしてこのサンタ・ルチアの地下教会の二つが、今後の課題となりました。海の方にもちょっと行ってみたかったし、またいつか行くときのためと思えば、見残しも悪くありません。
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  1. 2010/06/24(木) 05:03:43|
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