ビッシェーリエ1
ミラノに、ビッシェーリエという地域があるものの、実際のビッシェーリエはかなり無名で、このバーリ北部のロマネスク激戦区(?)でも、あまり重要視されていません。
確かに、カテドラルが、この姿ではね。
でも、このカテドラルにしても、ディテールには、しっかりとロマネスクの痕跡が見られるし、その他に見るべき教会は少なくとも二つ。そして、町も感じがいいんです。
ここも鉄道駅から旧市街までは10分ほどの道のり。ただ、旧市街は、閉鎖的な感じが少ないような気がしました。新市街と、はっきりと分割されることなく、自然につながっている感じ。だから感じがいいように思ったのかな。
さて、まずはカテドラル。
外観はバロックなので、期待できないな~、と見ていたら、壁にこんなレリーフを発見。いきなり期待がぶり返してきました。
見たときは巡礼の人たちかな、と思ったけれど、こうしてよく見れば、修道士の姿ですね。修道院ライフの一場面かな。
中はこんな感じ。ゴシックも入っていますが、外観に比べると、意外と古い時代の空気をしっかりと残しています。
クリプタは、バロックになっちゃっていて、今ひとつなんですが、そこへいたる階段の壁にあったかわいらしいレリーフ。印象としては、かなり古いのですが、モチーフとしては、どうなんでしょうね。
ファサードも、全体はロマネスクではないのですが、ディテールにしっかり。正面中央扉周りの装飾は、なかなかかわいらしいのです。
ね?どうでしょうか。地味だけど、結構かわいいですよね。
この他二つは、さらに地味で、無名に近いと思いますが、またディテールに見るべきものがありましたので、次回紹介します。
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- 2010/06/26(土) 05:44:48|
- プーリア・ロマネスク
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