やっぱり、ロッシには華がある~!
彼が走るとレースの面白さが何倍にも高まります。もって生まれたオーラ、どんなときでも勝ちに行く気合、そういうもんがレースを引き締めるんじゃないですかね~。まぁ、ファンだから、余計そう思うんだろうけど、でも今日のレースが、久しぶりに面白い展開だったのは確かです。
昨日も、ロレンツォのマシンからオイルがたれて、トライアルが中断しましたが、今日は3台クラッシュで、なんと10周足らず走ったあとで、ゼロからスタート、本選が21週という変則レースになりました。クラッシュに巻き込まれて、そのあと参戦できなかった三人には残念でした。っていうか、怪我してしまったド・プニエはともかく、他二人はかわいそうでした。
中断直前、ロッシが調子をぐんぐん上げていたので、再開してどうだろうと思っていましたが、そのままの調子を継続してくれましたね。
ロレンツォ、ダニのトップ争い、そしてストーナーとロッシの3位争い、そのあとのシモンチェッリ含む三人の争いと、あちこちで熱いバトルが繰り広げられて、カメラもどこにいったらいいのやら、という感じでした。
ずっとトップを走っていたロレンツォ、ぴったりと食いついていったダニ。途中、ロレンツォがカーブでちょっとふくらんだ時に、順位が入れ替わったのですが、解説者も言っていたように、わざとトップを譲って、最後に追い越す、よくロッシがやっていた戦略を真似したようにも見えました。でも、ダニのあの勢いを知っていたら、あれは大失敗ですよね。案の定、そのあとダニは差を広げる一方、ロケット・スタート同様の勢いで、すっ飛ばしていってしまいました。ロレンツォ、あきらめざるを得ず。この辺、まだまだ、かな。
ストーナーは、またこのパターンかよ、何でもっと勝ちに行かないんだろ、と思いながらみていました。ロッシがひたひたと追いついてきて、すぐ後ろに来てから、やっと火がつきましたね。遅いんだよって。
でもさすがに簡単に抜かれて、表彰台を逃す気はなかったようで、がんばりました。
ロッシ・ファンとしては、あそこでぎりぎり勝ってほしかったけど、最後の最後にかわされて、あ~、ストーナーって相変わらずやな奴~、で終わりました。4位でも奇跡的な結果なので、今日はストーナーにも寛容なわたくし。
ロッシのインタビューは面白かった。彼もテンション上がっていました。多分4位って言うのはかなり悔しかったと思うのですが、そんなの、おくびにも出さない。ほんと、スターです。自分の立ち位置を本当によく分かっています。
ドカ移籍の話も出ていて、勿論オフィシャルな発表はブルノのあと、といっているので、適当にごまかしていましたが、さてね。
あ、ダニががんばったのは、ストーナーが来ることへのアピールもあったのかな。
来週のラグナセカがとても楽しみになってきました!
Author:Notaromanica
ミラノ在住で、ロマネスクが大好きで、主にイタリア、フランス、スペインを回っています。