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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

トスカーナ・ロマネスク2010、その11

ピエンツァの知られざるロマネスクの続きです。
Pieve di Corsignano
教会の中に入ってみます。


すっごいシンプルです。
外側には、かわいいとしか言いようのない装飾がたっくさんあるのに、内部にはほとんど装飾なし!

古そうな祭壇。


でも、これといって注目するような装飾があるわけでもなく。

とは言え、目を皿のようにしてみていると、こんなロンゴバルド風組紐レリーフがあったりして、ちょっとうれしくなります。


これは主祭壇にあったレリーフ。上の祭壇は、(確か)右身廊の後陣にあったもの。

ここ、確かクリプタがあったんですよ(実は良く覚えていないんですけど…)。


でも、この階段の先は真っ暗で、一体どうなっているのか、不明です。誰かに頼もうにも、教会が開いているのが不思議なくらい、人気(ひとけ)のない場所で。

外観のかわいらしさからすると、中はとても地味で、おお!と驚くようなものはないんですけど、いずれにしても、石の質感がどかどかと迫ってくるような、ロンバルディア風ロマネスク好きには、かなり訴えるもののある教会と言えましょう。この、砂岩っぽい床も、なかなか良いです。身廊を分割する柱の重量感とあいまって。


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  1. 2010/08/26(木) 04:27:30|
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