ピエンツァの知られざるロマネスクの続きです。
Pieve di Corsignano
教会の中に入ってみます。
すっごいシンプルです。
外側には、かわいいとしか言いようのない装飾がたっくさんあるのに、内部にはほとんど装飾なし!
古そうな祭壇。
でも、これといって注目するような装飾があるわけでもなく。
とは言え、目を皿のようにしてみていると、こんなロンゴバルド風組紐レリーフがあったりして、ちょっとうれしくなります。
これは主祭壇にあったレリーフ。上の祭壇は、(確か)右身廊の後陣にあったもの。
ここ、確かクリプタがあったんですよ(実は良く覚えていないんですけど…)。
でも、この階段の先は真っ暗で、一体どうなっているのか、不明です。誰かに頼もうにも、教会が開いているのが不思議なくらい、人気(ひとけ)のない場所で。
外観のかわいらしさからすると、中はとても地味で、おお!と驚くようなものはないんですけど、いずれにしても、石の質感がどかどかと迫ってくるような、ロンバルディア風ロマネスク好きには、かなり訴えるもののある教会と言えましょう。この、砂岩っぽい床も、なかなか良いです。身廊を分割する柱の重量感とあいまって。
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- 2010/08/26(木) 04:27:30|
- トスカーナ・ロマネスク
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