いやはや、過酷なレースだったようですね、気温が高くて。レース後に3位に入ったロレンツォが、へたってしまって、インタビューにも答えられないなんて、初めてじゃないんでしょうかねぇ。お疲れ様でした~。
気温も過酷なら、レース場のコンディションも、かんり厳しいものがあったようですね。アスファルトが、あちこちででこぼこしてたり、カーブに引っ掛かりがあって、ひざに入れているクッションと言うか緩衝材みたいなのが(イタリア人は”石鹸”と呼んでますが)、引き裂かれちゃったり。決勝で外れちゃったのはニッキーだけでしたが、左ひざのが完全に取れちゃって、かわいそうでした。と言うか、一歩間違えたら事故の原因ですよね。
さて、レースは、またもや盛り上がりには欠けたのですが、ダニの華麗な走りと、スピーズのがつがつした走り、結構集中してみてしまいました。ダニ、一人勝ちってよくあるパターンではありますが、すいすいっと抜いて、一番に出て、かなりの距離を一人ですごい速さで走り続けるってたいしたもんですねぇ。
ダニ、スピーズに続いて、ドヴィ、ロレンツォ、そして離れてロッシ、という二番手集団がいて、結局ロレンツォがやっとの思いでドヴィを抜いて、3位に浮上。その後ロッシもかなり時間をかけて抜いて4位浮上、最終的にその順位でドヴィは5位に終わりました。彼もいいときはそれなりに行くけれど、こういうレースになると最後まで続かないって感じなんでしょうかねぇ。
ロッシが、もうちょっとがんばって、ロレンツォに追いついて、3位をもぎ取るか、もぎとれないまでも、久しぶりのバトルが見られるかな、と一瞬期待しましたが、逃げるロレンツォに、ロッシは追いつけませんでした。残念。でも仕方ないかな。
そうそう、ケーシーは、早々に自爆で退場。ちょうどロッシに絡もうかという展開だっただけに、期待はずれ。この人も悪い癖が出てきてますかね~。来年どうなるんでしょ。
ニッキーも、最初は良かったけど、徐々に順位を落として、残念でした。ドカ、やはりロッシに期待するしかないってとこありますよねぇ、こうなると。
Author:Notaromanica
ミラノ在住で、ロマネスクが大好きで、主にイタリア、フランス、スペインを回っています。