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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

中世の会、講演会「レーニャノの戦い」

今シーズン初めて、中世の会の講演会に行ってきました。秋から春まで毎月一回、本屋のイベント会場で行う講演会と、中世の史跡めぐりが、中世の会のメインの活動で、もう今年で9回目になるとか。毎度、濃厚な歴史おたくが集まってきます。

今シーズンの講演会のテーマは、戦い。正直、あまり興味はないのですが、でも、このレーニャノの戦いは、イタリア中世史ではとっても重要だし、行ってみることにしました。講師はミラノ大学の教授です。

これは、ドイツ皇帝フェデリーコ-バルバロッサ(赤ひげ)1世率いるドイツ軍と、北イタリア都市国家同盟であるレーガ・ロンバルディア同盟軍の間で、ミラノ郊外で繰り広げられた戦いです。フェデリーコ1世の横暴に怒った都市同盟が、本来あるべき自治権を認めさせることを目的に立ち上がり、見事な勝利を勝ち取り、その後の都市国家の発展に大いに寄与しました。
まぁ、そういう歴史的な意義とか意味は、なんとなくわかるんで、何か面白い話が聴ければなぁ、と思っていたのですが、この先生、2時間弱で話すには多すぎる内容を準備していたというか、焦点絞りきれてないというか、ちょっと散漫で、若干時差ぼけが残っている私には、辛いものが…。
とはいえ、戦いの具体的な話は、面白かったです。騎士たちの装備や、戦い方、両軍の戦略とかいろいろ。職業軍人からなるドイツ軍に対して、レーガ・ロンバルディア軍は市民軍人だったとか、ドイツ軍がどの道をどうやって南下してきたとか。歴史の本では、「レーニャノの戦い、レーガの勝利」、みたいな簡単な記述で済まされてしまう史実が、具体性を帯びて、にわかに現実的になったりしますねぇ。
一番現実的に情景を想像させられた話は、音。
合戦は、何もないところで繰り広げられるし、当時は重機とかないので、すごく静かだったと。そこで兵士の発するときの声が響き渡り、鎧のぶつかり、馬のいななき、そういった激しい音が静寂を破り、兵士の士気を鼓舞したと。
なんか、七人の侍とか彷彿としちゃうって言うか。モノクロ、音楽なし、緊張感。ちょっとぞくっとしましたね。
講演後の質疑応答は、相変わらず超オタクな世界で、あきれました。まったく、歴史オタク、恐るべしです。
来月は、史跡めぐりに参加しようかと思っています。
いまだ日本にうつつを抜かしているこのごろですが、ロマネスクも再開しないとね。ちょっとだけ弾みがついたかな。

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  1. 2011/01/24(月) 06:06:36|
  2. ロマネスク全般
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

なるほど、そりゃ、人力が基本ですから静かだったんでしょうね。まあ、人類はよくも飽きずに人殺しを続けていますねぇ、、。こんな野蛮な惑星に高等宇宙人は来るはずもないな。下手に技術を移転したら他の高度な文明惑星も大迷惑だろうし、。
  1. 2011/01/23(日) 23:14:00 |
  2. URL |
  3. たかし #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

そういえば、中世の戦いの再現の催しに参加したことがあります。記事をトラックバックしますね。
でも、ただ再現するだけじゃなくて、ちゃんと歴史を理解しないとだめですよね。
  1. 2011/01/24(月) 14:31:00 |
  2. URL |
  3. ゆきーな #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

たかしさん
本当にそうですよねぇ。そういえば、滞在中に家族で戦争について大激論をしてしまいました。今の日本はかなり怖いのかも。なんかな~。
  1. 2011/01/24(月) 21:41:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ゆきーなさん
ご無沙汰です!
再現、楽しいでしょうね?甲冑とか槍とかを実際に身につけたりすると、すごくなんかわかるものがあるような気がするし、再現は重要ですよ~。
戦いの歴史は敬遠していたけど、ちょっと勉強しようかという気になったりしました。トラックバックありがとう。
  1. 2011/01/24(月) 21:43:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
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