原発が日々ひどいことになっていて、仕方ないと思いながらも心配が先にたち、なんだか生活に集中しにくい毎日です。原発にかかわって、命をかけてがんばっている人を見ていると、なんだかもうどうしようもなくなります。でも仕方ないとしか。
皆様の健康と安全と将来を、ただ祈るばかりです。
そういうことを言いながら、やるせないんですが。でも、日常、やりますよ。
もう今更でもありますし、全然Casoじゃないけど、せっかく撮った写真をお蔵入りにするのは惜しいので、過去に舞い戻って、停止していた、ベネチア・カルネヴァーレの特集。続けます。
改めて基本に立ち戻って、せっかくなので、美しい女性のお姿をいくつか。
この人は、とにかくぴか一でした。立っている場所も完璧。パラッツォ・ドゥカーレの地味な壁をバックにして、邪魔が入らないような立ち姿。計算しつくしています。そして、お約束の仮面もしてないんだけど、とにかくそのままでうっとりするくらいにきれい。完璧な美、というよりは、衣装とスタイルすべてが計算されて尽くしていて、それに顔の様子もぴったりなんですよね。これ、バロック時代あたりの絵画をコピーしているのかもしれません。カラバッジョ絵とかに出てきそうな感じですよね。わたしはその辺全然詳しくないんですけど、帽子といい、マンドリンといい、小道具が憎いくらい決まっています。超接近して撮影しているカメラ小僧多数。
この方もまた美しくて。ほとんど素顔状態の最低限の仮面ですが、それも全然OKの美しさ。衣装の色も派手じゃないのに、全体のオーラですね、きっと。人ごみで、目立つ目立つ!
どうですか、この自信たっぷりの笑顔。それもむべなるかな。美しいですもんね。お顔もですが、デコルテも完璧…。それにこのバラを前面に出した衣装は、オリジナリティも高く、いやはや。どれだけのお金と時間をかけたことか、と感心します。
この方は、ちょっと庶民的な空気?
でも衣装の統一感はすごい。小物もすべて赤と黒で、もしかして、ミランの大ファンだったりして?
この人がまた、目立っていましたね~。
ピンク。それもベビーピンク。そして色のイメージそのままに羽だったり毛皮だったり、すべてにふわふわ感満載。それでいて、本人は結構年の行ったマダムだったりするんです。頭はマリー・アントワネットだしね。
すごいですよね。こういうのは、もって生まれた顔と姿の美しさがないと絶対にできないスタイルなので、ハードル高いです。でもそういうものを持っている場合、見られたい願望を満たすには、最適な舞台ですね。
皆さん、写真には気楽に応じられますが、こういう高貴な雰囲気の衣装の方ほど、ほとんどしゃべりませんよ。しゃべったら台無し、って言うこともありますしね。衣装につられて、自分の中で高貴な人になっちゃっているのかもしれませんね。
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- 2011/03/29(火) 05:22:53|
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