ブレラ地区、その2
この、古い建物をショウルームにしたスペースも驚きでした。広いし、とても入り組んだ形で建物がつながっていて、こういったらどこに出る、というのが、方向音痴のわたしにはわからなくなるような構造です。
日本人のIshigamiさんという人の家具だったようです。とても繊細なスチールパイプの椅子とか、透明のプラスチック・テーブルとか。
水周りのものはとてもたくさん。インパクトもあるし、人々の興味もあるところなんでしょうかね。これなんて、素敵~。
すっごくお金持ちだったら、こういうところでいろいろ見て、家に取り付けることもできるんですねぇ。わたしは貧乏だったので、バスルームの造作なんて、選択の余地もなかったんで、まさに違う世界の話って感じで。
これがまた素敵なスペースでした。
ミッソーニとリチャード・ジノリのコラボで、ガーデン・パーティー。ジノリの食器が積まれていて、ミッソーニのニットのハンモックとか敷物が置かれて、日差しもさんさん。椅子でくつろぐ見学者。
ちまちまと入り組んで古い建物でびっしりのブレラ地区ですが、実は多くの建物には緑あふれる中庭があって、こんな温室みたいな建物があったりして、秘密の花園状態なんですねぇ。
今度はブレラ美術館。ここには、ルネサンス期の重要な絵画も収容されているし、ミラノに住みだした当初は何回か訪ねた記憶がありますが、すっかりご無沙汰です。
やはり古い建物を利用していて、今回は中庭を見下ろす二階部分と、一回の一部が展示に使われていました。薄いチュール状の布が回廊を飾っていて、実際はインパクトも結構あるし、美しいものでした。
二階部分は、ベルギーのスペースでしたが、とても気に入ったのはこのマッチ棒状の照明。
陳腐といえないこともないですが、でもすっごくかわいい!
こちらは一回部分にあったGiovanettiという、椅子メーカーの展示。
暗い照明の中に、ふかふかしたクラシックな感じのソファや椅子が並べられていて、思わずお昼寝したくなっちゃうようなムード満点でした。写真の椅子に座って、しばらく休みました。大体どの展示でも、実際に気楽に座れたりするのも、サローネのいいところですね。
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- 2011/04/17(日) 05:41:32|
- アートの旅
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| コメント:6
最後の写真は「色収差」(aberracion cromatica)の差が如実に出ていて、手法が素晴らしいと思います。その効果で、黄金といぶし銀が浮き上がって、バックの青色との対比が見事です。
ところでお使いになっているcameraはなんですか。
(この前不注意で、リーグル著の書名を間違えました。正確には『美術様式論』です、perdóneme)
- 2011/04/17(日) 09:04:00 |
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- 勝峰 昭 #79D/WHSg
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初めまして!「おお!イタリアンブログ!」読みもしないうちに、「お気に入り」と「リンク」させて下さい~!昔、「イタリアには一生のうち一度は行けって言われた事が有りまして、「そうだろうな~」と思っています。宜しくお願い致します。
- 2011/04/17(日) 18:19:00 |
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- にゃお #79D/WHSg
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Takumiさん
あ、同意してくださいます?マッチ棒、やっぱりかわいいですよねぇ。
- 2011/04/17(日) 21:17:00 |
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- corsa #79D/WHSg
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elromanicoesさん
デジカメ二つ使っていますが、町撮り用は、小さくて軽い分、スペックの低い安物なんで、恥ずかしくて公表できません~。
よく撮れたとすると、わたしの腕ですかね(なんちゃって、笑)。
- 2011/04/17(日) 21:19:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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ピリフォリアさん
リンクありがとう。イタリアお好きなんですね。わたしの語るイタリアは、ちょいと偏りが激しいので、実際見ていただくと、おや?と思われるかも。どうぞよろしくお願いします。
- 2011/04/17(日) 21:22:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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