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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ミラノ フオリサローネ2011 その6

Interni その2
もうほとんど終わっちゃいましたけど、もう少しだけ、フオリサローネ、お付き合いください。大学の続きです。
もうひとつの大きい中庭。中央に置かれた小さなお家から煙が湧き出ています。


何だ、何だ、と思わず浮き足立ってしまうようなドキドキ感。Enel(電気会社)の、まさに「ドキドキ感」とでも言ったタイトルの付いた作品。黒い外観、窓から真っ赤な内部がのぞいています。窓から覗き込むと、そこはまたびっくりするような色の氾濫。


真っ赤な中に、銀色の金属球がゆらゆらとしていて、その下の一部が黄緑なんです。こういうはっきりした色を組み合わせるって言う手法は、昨年訪ねたベネチア・ビエンナーレにもアート作品がありましたけれど、視覚を狂わせるものがあるんですよね。見ていると不思議な気持ちになってくるんです。煙が出てこの赤ですから、もちろん火を象徴しているんだと思います。

もうひとつの中庭。去年は、とても気に入った日本人デザイナーの作品がおかれていた場所。今年の作品も、美しかった!


化粧品会社とのコラボで、この中央の竹のようなファイバーで作られたオブジェの周囲は、口紅の容器の茂みなんです。このファイバーは、やはり照明が付くようになっているので、やかんはさぞや美しかったと思います。環境音楽が流れている異空間で、思わず、夜一緒に行かないか、と思わず友人に電話をしてしまいました。結局行かなかったんですけれどね。

実は、このフオリサローネ、まだ会期が終わってない協賛展示があるので、この週末にでも行ってみようと思っているんです。ですから、この項、もうちょっとだけ続きます。
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  1. 2011/04/26(火) 04:29:44|
  2. アートの旅
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  4. | コメント:2
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コメント

No title

ブレーシャがアップされてロナートのサン・ゼノ教会が かわいい、博物館の石彫十字架 いつの日にか絶対見に行こう、と目を奪われているうちにイタリアの現代美術に圧倒され、はたまた菜の花畑とポンポーザ。チヴィダーレから初めて西に旅してみたい、となんとなくプランができそうですが、一人旅はちょっと無理。主人がその気になってくれる日を待つしかありません。
毎朝まず一番に貴HPを開いて楽しませていただきながらあれこれ 夢想に耽っております。
  1. 2011/04/27(水) 23:37:00 |
  2. URL |
  3. yk #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ykさん、ブレーシャ編、見ていただいたのですね、ありがとう。あまりにマイナーな地域ですが、かわいらしいんです。今回回ったヴェローナ南部も、ちょっと似た地域でした。お楽しみに。
でも、サイトを拝見した感じからは、一人旅でも、全然オッケー、という印象を受けましたけど。だめですか?
  1. 2011/04/30(土) 22:21:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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