ブリオーナのサンタレッサンドロ教会を訪ねます。
Briona - Sant'Alessandro
聖アレッサンドロは、このブリオーナの町の守護聖人だそうです。
ブリオーナは街道沿いにある小さな町ですが、その街道を挟んだ反対側に墓地があり、墓地の中にある教会がこのサンタレッサンドロです。墓地に続く道は、道端の木陰で地元の人たちがのんびりとおしゃべりしている、そんなゆったりした田舎の空気が流れる、とてもよい雰囲気で、これは期待できそう。
ほら、やっぱり!
こじんまりとした墓地に、こじんまりとした教会。とってもいい感じのたたずまいです。
ファサード。
あちこち、かなり修復がされているのですが、やりすぎずちょうどよい修復の仕方で、本来の教会の美しさを十分に保っていました。
でも、このファサード前の玄関は、大失敗ですね。理由はあるんですけれど、つけ方があまりに無粋です。
理由は、これ。
ファサードの下部に、古いフレスコ画があるんです。12,13世紀のものということなので、ずっと雨ざらしだったことを考えれば、すごくよく保存されています。
上は、サン・クリストフォロらしい姿。
こちらは、十字架のキリストですね。
窓の上の方に、辛そうなキリストの顔が見えるでしょうか。
しかしまぁ、キリストの身体を切り刻むように窓はあけるわ、プレートは貼り付けるわ、そういう無神経なことをキリスト教徒がやっちゃうというのが、結構あることですけれど、解せないですよねぇ。どうですか?キリストの顔も、さらに辛そうに感じられてしまいます。いつまでたっても受難、苦行、ですか~。
教会は残念ながら、クローズ。イベントのときしか開けられないようでした。鍵穴もなくて、中身はまったく見ることができませんでした。
三身廊で、創建当時の姿をよく残し、壁には1300年代および1400年代後半のフレスコ画がかなりあるようです。通常、その時代のフレスコは興味ないのですが、ただ、教会の扉に張ってあったイベント紹介のポスターの絵(下の写真)が、もしその一部だとしたら、かなりかわいらしいものもありそうで、これはちょっと見てみたい気がしましたです。
余談ですが、ここから、先日紹介したカルピニャーノに戻ろうとしたら、カーナビ・ロベルタの指示した道は、とんでもない砂利道…。数メートル入ったものの、どこまでも続きそうだったのであわてて引き返しました。きっとすごく近道だったんだと思いますけれども、砂利道はやばいでしょ、タイヤも古いし。ロベルタ、やっぱり信用しきれないな~。
そういや、先週パンクしました。よかったよ、先週で。
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- 2011/06/22(水) 04:27:11|
- ピエモンテ・ロマネスク
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| コメント:4
コルサさんがパンク交換できるのでしょうか。なんかイメージがわきませんが、。
- 2011/06/23(木) 00:05:00 |
- URL |
- たかし #79D/WHSg
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カルピニャーノ・セジャーノもブリオーナも、ご紹介いただかなければ全く未知の街でした。持ち時間が少なくなってきたので、行ったような気になってワクワクしています。
- 2011/06/23(木) 10:45:00 |
- URL |
- kik**o193* #79D/WHSg
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たかしさん
もちろんできるわけないですよ~、自慢じゃないですが、どこに予備のタイヤがあるのかすら知らなかったですよ~!情けない(笑)。
近所のオヤジが手伝ってくれそうでしたが、迷惑かけるのもなぁ、と保険についている何でもアシスタントみたいなサービスに、躊躇なく電話しました。幸い、30分で、車運搬用のどでかい車両がやってきました。まさかタイヤ交換までしてくれるとは!イタリアの保険は異常に高いけど、助かった~!
- 2011/06/23(木) 20:42:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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Kikukoさん
ちっさいですからね~。なかなか目に付かないですよ、この辺は。
そのうち週末にミラノお泊りの機会があれば、半日ドライブくらいどうですか~。
- 2011/06/23(木) 20:44:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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