ロメッロは小さい町なのに、カテドラル以外にも教会がいくつかあります。信仰篤い町だったのか、政治的な何かがあったのか。
ロマネスク的に、訪ねるべきはここ、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会。
知らなかったら、完全に無視してしまうファサードですよね。住宅地に埋もれているし。でもちょっと先に進むと、後ろの方が見えます。
ここも、カテドラル同様にレンガ造りで、クーポラの様子は、洗礼堂にも似ています。惜しむらくは、後代に付け替えられてしまったファサードですよねぇ。その上ここ、教会の周囲はびっしり住宅に囲まれてしまっていて、後陣の方は、近寄ることもできないんですよ。これも、教会のお隣にある個人宅の家の門扉の隙間から撮影したものです。
創設は、1121年と考えられています。右身廊のどこかに、その年が彫りこまれた石版が埋め込まれているそうなんです。
クーポラが洗礼堂に似ているのは、きっと模倣したんでしょうね。
内部。
レンガ柱で分割された三身廊で、一部漆喰が塗られちゃっているとはいえ、雰囲気あります。
フランス人によって14世紀にもたらされた木製のサンタ・クローチェというのが有名らしいです。つまり、キリストの十字架ってことだと思うんですけれど、黄金伝説の時代ですからねぇ、かなり眉唾。毎年一度だけ、公開されるようです。
確かにこの辺一帯は、巡礼の道でもありますから、いろいろあったんでしょうねぇ。
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- 2011/08/10(水) 05:01:59|
- ロンバルディア・ロマネスク
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