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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ベネチア ビエンナーレ

Arsenale 1 - アルセナーレ その1
ジャルディーニ、いまひとつだったのですが、どちらかというと、もうちょっとはじけた感のあるアルセナーレに期待して来てみました。
でも、結果的には、こちらもいまひとつ。入り口からして全然インパクトのない作品で、すでにがっかり状態です。
とはいえ、やっぱりいいものはあるんです。

ジャルディーニにパビリオンを持たない国のいくつかが、こちらで一部屋を使っていました。その中で、いきなり度肝を抜かれたのがアルゼンチン館。


これはよかった~。部屋いっぱいに、得体の知れないオブジェが立ち並んでいて、異国の、というよりも、他の星の風景っていう感じ?ありえない巨大さと、怪しい形や質感で、なんともいえぬ異世界が広がっていましたよ。


あ~、写真ではちょっとあの異様なイメージは伝わらないな~。
異様だけど、気持ち悪いわけじゃなくて、面白いんですよ。あ、面白い面白いって、その風景の中を歩き回りたくなるような。

もうひとつ、インパクトがあったのは、やっぱりこれかな~。


ロウでできた彫像が、会期中に燃やされて溶けていくという作品で、すごく話題になったんですよね。行った時期が、開催からずいぶんと日が経っていたので、すでにほとんどの彫像は破壊状態。でも、会期中に徐々に燃やしていくという計画なんでしょうね、一体、炎が燃えていました。


すでに頭部は燃え落ちていましたけれどね。なんか、こういうリアルなスタイルだと、シュールではあります。

後はどうだろうなぁ。これなんかも、一瞬、お!と思わされたんですけど。


で、この黒い物体の裏に回ると、ネオン・アート系でちょいときれいだったりするんだけど、「だからなに?」と思わず口をついて出てしまう程度の作品で~。

この前紹介した、ミラノで展覧会やっているアニッシュ・カプーアは、1990年ごろにすでに、英国館でビエンナーレ・デビューをしているそうなんですよね。その頃から成功した人で、それでいて今でも、面白いインパクトのある作品を作っているわけですから、やっぱり本物のアーティストのエネルギーってすごいです。ビエンナーレまで行っても、その後もずーっと第一線で活躍できるかどうかは分かりませんしね。
この黒い物体の人なんかは、どうですかね?個人的には、ちょっとだめじゃん~。

Biennnale-Arsenale
until 27/11/2011
10/18 closed monday
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  1. 2011/09/19(月) 04:34:40|
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コメント

No title

corsaさん、こんにちは。
私の次女は、現在フィレンツェに在住しています。
一昨年、私は妻とフィレンツェやローマに行ってきました。
娘はその後、ミラノにも半年間住んでいたようです。
それで、イタリアに敏感に反応します。
  1. 2011/09/18(日) 22:58:00 |
  2. URL |
  3. nisi373 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

nisi373さん
そうだったんですか。では、いつかヨーロッパ・ツーリングも夢ではないかもしれませんね!トスカーナの丘の続く道は、本当にうっとりするくらい美しいですよ~。
  1. 2011/09/19(月) 20:35:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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