マイナー・シリーズ、再開ですよ~(イタリア・ロマネスクの場合、多くがマイナーになってしまうんですけどね~)。
それにしてもここは、何で今までスルーしてたんだろう、という土地で、申し訳ない気持ちになったくらい。もっともっと有名でもいいのにな~。
パラッツォ・ピニャーノという村のはずれにあるサン・マルティーノ教会。
Palazzo Pignano - San Martino
どうでしょう、かわいい~。実は上の写真はいまひとつで、実物は、ああああ、というくらいにかわいらしいレンガ積みのファサードです。
ここ、イタリアの、写真豊富でとってもお役立ちサイトがあるんですが、arte medievale とか言ったと思うんですが、そこで知った場所です。そのサイトも日々更新されているので、多分以前はアップされていなかったと思うんですけどねぇ。もしくは単純に、私が気付かなかっただけかもしれませんが。
いやはや、ミラノの近くに、こういう素敵な場所があるなんてねぇ。
ファサードですでに、いいいいいい~、って感じですが、中に入ると、これがまた。
往時そのままの木製の屋根、身廊を区切る角柱とアーチ、目に飛び込むすべてが、これ、大好きじゃん!という…。
また、柱頭に大好き系なものが。
棕櫚?あり方がかわいい~。
これって、パイナップル?
なぜパイナップルが、ロンバルディアの田舎に?と思うくらいパイナップルっぽかったのですが、実はこれ、葡萄の房。ああ、そういえば周辺にある葉っぱは、確かに葡萄。それにしても、この葡萄は、どんなによく言っても松かさ、ですよねぇ。石工よ、葡萄の房を見たまえよ。
なんだか、とってもよくないですか。
この教会のすごさって、それだけじゃないんです。とにかく歴史の集積で。ローマの遺跡も近くにあったり。この教会の建っている場所の下には、別の初期キリスト教時代の教会が発掘されていたり。
そういうすべてがとってもきちんと展示されていて、本当に素晴らしい場所なんです。ここは、ちょいとじっくり紹介させてもらいま~す。
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- 2011/11/14(月) 05:38:44|
- ロンバルディア・ロマネスク
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