ソーリュー
オーセールの後向かったのはソーリュー。アンドッシュ教会。
もともとフォントニー修道院を予定していたのですが、修道院はいつでも見学可能であることに加え、ロマネスク的な興味レベルは低かったこと、イースターの日曜日になると、場合によってはソーリューあたりはミサで見学できない可能性があることなどを考え、行程的にはかなり無駄だと思いつつ、ソーリューに向かいました。こんな動きをしているから、3日で千キロ、なんていう無茶な結果になるんですよ。
到着は、ちょうどランチの時間。早速教会に向かったところクローズしていて、13時半にオープンとなっています。
これは、ちゃんとお昼を食べなさいということかなぁ、と思い、ブラッセリーに入りました。ところが!すごく混雑しているのに、お店は明らかに人手不足、てんてこ舞いで、待てど暮らせど誰も来てくれない。10分近く待ったけれど、これはだめだ、と思って、何も取らずに店を出る羽目になりました。
そろそろ13時半だし、ランチ抜きでもいいか、と教会に戻り、オープンを待つことしばし。しかし、オープンする気配、まったくなし。13時半オープンって思いっきり嘘!
でも、このまま町を後にするのは、あまりにもったいない気がしたので、結局、教会のまん前にあるカフェに入って、ガレットでランチとしたのでした。これが、サービスはいいし、お味はいいし、お値段も明朗会計で、とってもよいお店なのでした。それに、教会前なので、教会がオープンしたらすぐわかる!
食べながらも、教会の扉に注意していたら、14時ちょっとすぎに、開いたのがわかりました。あわててお会計をして、教会に飛び込みます。
ここ、アンドッシュは、外観的には、まったく見るべきものがありませんが、そしてまた、内部も、全体的にはかなり新しくなっているのですが、その柱頭に、面白いものがあるのです。
ここも、聖書の場面がたくさん。傾向としてはヴェズレイなんかと同様で、すごくうまいんですが、教会の規模が若干小さいせいもあるのか、ちょっと身近な感じというか、なじみやすい雰囲気はあるんです。
実際、ひたすら柱頭を撮影しながらうろうろしていると、教会を開けた教会守のおじさんが、「あんた、ふくろうは撮ったのかい、有名なやつ」とか何とか言って(これももちろんフランス語なので、推測…)、わざわざ内陣までいざなってくれたり。
このふくろうは、まさに見たかったものです!おじさん、ありがとぉ。
なんか、全体として、ロマネスク的にはとても有名な場所だし、有名な教会だし、有名なレストランがあったりする町なのに、ぜんぜんおごったところもなくて、ただの田舎の町なのが、逆に不思議な町であります。
そういう意味で、なかなか忘れがたいものがあります。
スポンサーサイト
- 2012/05/21(月) 06:06:48|
- ブルゴーニュ・ロマネスク
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ロバもふくろうもカワイイ♪
なんだか私にも書けそうな…(笑)失礼!
ガレットに満足されたようで❤やはり本場は美味しくて安いんですね~。名古屋にもガレット専門店がありますが、何しろ高くて(^_^;)
- 2012/05/21(月) 13:48:00 |
- URL |
- chelsea #79D/WHSg
- [ 編集 ]
自分でもできそうな、そういう感じが、ロマネスクの楽しさですよ、多分。
ガレット、高いんですか!あれって、フランスのファスト・フードなのにね!
- 2012/05/21(月) 20:52:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
- [ 編集 ]