オータン3
マギにがっかりしながら教会を後にして、ファサードのはす向かいにあるロラン美術館に向かいました。マギとともにどうしてもお会いしたかったのが、ここにあるエヴァ。事前の情報では、祝日は休館とあったので、それもあって、どうせ翌日(日曜日)もここを通過して南下するはずなのに、わざわざ足を延ばしたのです。
でも、お休みは火曜日みたいで。何だよ~って感じ。
とても親切な受付で、ちゃんと英語で、簡単に何があるのか説明してくれましたけれど、わたしの興味は、特に時間のない今回はロマネスクのみなので、その場所だけ確かめて、急ぎ足で向かいました。
エヴァ!
これ、意外と大きいのですよね。もともとはどこにいたのでしょうね。それに、対になるアダムがあったはずですが、アダムさんは、いったいどのような姿で表されていたのでしょう。
左手でりんごをもいでいますが、でも既に憂い顔で、色っぽいし。
樹の生え方からいって、やはりこういう横向きの姿勢なんでしょうが、不思議です。アダムもやっぱり横たわる感じで、向き合っていたんでしょうかねぇ。
それにしても、これがファサードにあったらちょっと色っぽすぎるし、置き場所が、想像しにくいです、どうしても。
ロマネスクもの、数は少ないですが、エヴァがやはりインパクト大きく、既に満足です。他にもこんな巡礼風の方の、丁寧な彫刻とか。
そして、かわいらしかったのが、こういうもの。
これって、いかにもわたし好み。ひっそりと片隅に置かれていたんですが、思わず持ち帰りたくなるようなかわいさでした。Vサインかと思いました、思わず。
実は、撮影してもよいのかどうか尋ねることを忘れて、入ってしまったので、こそこそと隠し撮り状態でした。帰り際に、ちょうど入ってきた見学者に、写真撮影大丈夫ですよ、と説明していたので、なぁんだ、でした。
そういえば、わたしはロマネスクの部屋だけ見て超特急で入り口に戻ったので、受付の人が、目を丸くしていました。あきれていたんでしょうねぇ、きっと。トイレを尋ねたので、もしかしたらこの人は、トイレを借りに来ただけかもしれない、位に思われたかもしれません。恥っ!
このあたりから、さすがに疲れが出てきました。けれども、この後、ホテルのあるアヴァロンまで80キロくらいドライブしないとなりません。そして時間的には、もしかすると、ぎりぎりアヴァロンの教会も見学できるかもしれません。
そんなわけで、疲れた身体に鞭打って、美しい旧市街もぜんぜん見ないまま、そそくさと町を後にしました。まさに修行…。
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- 2012/05/25(金) 05:11:07|
- ブルゴーニュ・ロマネスク
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