fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ブルゴーニュ その9

オータン3
マギにがっかりしながら教会を後にして、ファサードのはす向かいにあるロラン美術館に向かいました。マギとともにどうしてもお会いしたかったのが、ここにあるエヴァ。事前の情報では、祝日は休館とあったので、それもあって、どうせ翌日(日曜日)もここを通過して南下するはずなのに、わざわざ足を延ばしたのです。


でも、お休みは火曜日みたいで。何だよ~って感じ。

とても親切な受付で、ちゃんと英語で、簡単に何があるのか説明してくれましたけれど、わたしの興味は、特に時間のない今回はロマネスクのみなので、その場所だけ確かめて、急ぎ足で向かいました。


エヴァ!

これ、意外と大きいのですよね。もともとはどこにいたのでしょうね。それに、対になるアダムがあったはずですが、アダムさんは、いったいどのような姿で表されていたのでしょう。
左手でりんごをもいでいますが、でも既に憂い顔で、色っぽいし。


樹の生え方からいって、やはりこういう横向きの姿勢なんでしょうが、不思議です。アダムもやっぱり横たわる感じで、向き合っていたんでしょうかねぇ。
それにしても、これがファサードにあったらちょっと色っぽすぎるし、置き場所が、想像しにくいです、どうしても。

ロマネスクもの、数は少ないですが、エヴァがやはりインパクト大きく、既に満足です。他にもこんな巡礼風の方の、丁寧な彫刻とか。


そして、かわいらしかったのが、こういうもの。


これって、いかにもわたし好み。ひっそりと片隅に置かれていたんですが、思わず持ち帰りたくなるようなかわいさでした。Vサインかと思いました、思わず。

実は、撮影してもよいのかどうか尋ねることを忘れて、入ってしまったので、こそこそと隠し撮り状態でした。帰り際に、ちょうど入ってきた見学者に、写真撮影大丈夫ですよ、と説明していたので、なぁんだ、でした。
そういえば、わたしはロマネスクの部屋だけ見て超特急で入り口に戻ったので、受付の人が、目を丸くしていました。あきれていたんでしょうねぇ、きっと。トイレを尋ねたので、もしかしたらこの人は、トイレを借りに来ただけかもしれない、位に思われたかもしれません。恥っ!

このあたりから、さすがに疲れが出てきました。けれども、この後、ホテルのあるアヴァロンまで80キロくらいドライブしないとなりません。そして時間的には、もしかすると、ぎりぎりアヴァロンの教会も見学できるかもしれません。
そんなわけで、疲れた身体に鞭打って、美しい旧市街もぜんぜん見ないまま、そそくさと町を後にしました。まさに修行…。

イタリア・ロマネスクは、こちらでどうぞ~!
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。


にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ
スポンサーサイト



  1. 2012/05/25(金) 05:11:07|
  2. ブルゴーニュ・ロマネスク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ブルゴーニュ その10 | ホーム | ブルゴーニュ その8>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://notaromanica.blog.fc2.com/tb.php/801-07c96795
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)