ブリオネ10
アンジー・ル・ドユックでも、やはり近辺の地図が掲げられてあり、事前には調べ切れなかった小さな教会が、びっくりするくらい近くにたくさんあるみたいなのです。あまりにマイナーな場所に引っかかっていると、今回行きたい重要度の高い教会に、時間切れでいけなくなる恐れもあるので、そこはぐっと見てみぬ振りで通り過ぎるしかない、と思っていたのですが、もうあまりに近いし、ほぼ通り道沿いという感じでもあるので、ひとつだけ立ち寄ることにしました。
ボウニー(正しい発音かどうか不明です)Baugnyの聖ポンス教会Eglise de Saint Pons。
こういう形からアクセスです。後陣の幅が教会の横幅って言う、なんか珍しい構造ですが、ちょっとした高台にあって、とても美しい。
ボウニーという村にあるのですが、村はこの教会の向かいにある街道沿いに家々が並んでいるだけのもので、後は緑。教会の周囲もきれいな芝生で、とっても心の休まる風景です。
この巨大な塔が、とてもフランスっぽい感じがします。イタリアではこういうスタイルって見たことがないように思いますがいかがでしょうか。
ちなみに、教会手前にあるグレーのコルサが、今回レンタカーした新型コルサ。同じコルサでも、わたしの十年以上落ちのものとはもうまったく違う性能で、びっくりしたな~。同じなのは、バックするときのギアの入れ方。これはオペル独特なので、知らないとびっくりします。
残念ながら、教会は修復中で、中には入れませんでした。
外壁もとても美しいので、おそらくこれまで時間をかけて、全体修復していたのではないか、と考えられます。ファサードも、もうずいぶんときれいになっていますし、あとは中なのかな。おそらく、近々再オープンするのでしょうね。
ところで、ここの石は、モンソー・レトワールと同じ、黄色にピンクが入った、不思議な色の石。モンソー・レトワールでは、もしかして黄色の石が、日に焼けたとかそういうことかとも思いましたが、どうやらこういう石なんですね。黄色にのっているせいか、ピンクがなんとも面白いピンクで、なんとなく和菓子のピンクを髣髴をさせるんですよ。変なたとえなんですけれど。椿の花型のお饅頭とか、ああいうピンク。なぜかな。
扉の側柱にある柱頭の彫り物が、ちょっと面白いです。
動物が、なんだか楽器を弾いているみたいに見えます。
また、後陣や鐘楼にある軒送りにも、面白いフィギュアが並んでいました。
こういう解釈に苦しむような不思議なフィギュアは楽しいですね~。それも本当に全体にヘタウマで、いかにもロマネスク、それも初期。これが後期になるとゴシックの、俺の腕を見せてやる的なうまい造詣になってくるので、どんどん苦手になってくるんですよねぇ。
なぜかあまり写真を撮ってないのですが、なかなか親しみの持てる楽しい教会で、立ち寄ってよかったと思います。どうせ、中に入れなかったので、時間もほとんどロスしなかったですしね。
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2012/06/19(火) 04:58:51 |
ブルゴーニュ・ロマネスク
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| コメント:2
コルサのバックギヤは首根っこのところをちょいと摘み上げてやらんといかんのでしたね。わたしもレンタカー屋が何も教えてくれんかったので街中の狭い道でバックするときに固まったのを覚えています。
お久しぶり!いつも楽しませていただいてます。とくに、ブルゴーニュは好みですので!!!グラッチェミッレ!!!
2012/06/19(火) 00:28:00 |
URL |
otebox #79D/WHSg
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Oteboxさん、こんにちは!
やっぱりオペルのギアは混乱しますよね。私は、まぁそこだけは知っていたわけですが、ライトのつけ方とかウィンカーとか、まったく分からず、一度レンタカー屋の窓口に戻る羽目になりましたよ。全然説明してくれないですもんね~。
ブルゴーニュ、回られているんでしたか。さすが。本当によいところ。とにかく、車は少ないし、道は美しいし、走りやすいですね。イタリアに比べれば、たいていの場所はそうかとも思いますけれど。笑
2012/06/19(火) 21:04:00 |
URL |
corsa #79D/WHSg
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