ブリオネ17
サン・ジュリアン・デ・ジョンジーSaint Julien de Jonzy、サン・ジュリアン教会Eglise Saint Julien続きです。
一応、中もご紹介しときます。
こんな感じ。
ここまで真っ白にしなくてもね~、って言うほどの白さ。こういうのは、本当に困ります。
例によって、後代の修復で、オリジナルの姿が取り戻された結果と思いますが、ほんの一部、ほっとする場所があります。
後陣の窓の周辺。
塗りこめて、どうなっていたのか知りませんが、一応オリジナルのスタイルに則って、もしかしたら再建かもしれないけれど、と言う小円柱と小さな柱頭がかわいい。でも、この白さには、辟易としてしまいますね、どうしても。
それから、身廊を分割する円柱の柱頭。
バロック期に、もしかすると金色に塗りたくられていたりしたのかも知れませんが、幸い、一応すっきりと石の色でした。再建もあると思います。
アーカンサス・モチーフなのですが、どの柱頭も少しずつ違っているのが面白かったのです。アーカンサスは、特に好きなモチーフではないのですが、ここまで様々なバリエーションがあると、よくもこれだけ考えるよな、へぇ~、と感心しました。アーカンサス的には、一押しの教会と言えましょう。
これは、実はよく覚えていないのですが、扉の内側かと。
ここだけ、漆喰塗りたくりがないのです。はがしたのか、もともと何かの都合できちんと塗りたくってないのか、不明ですが、なんだかほっとします。こういう状態だと、柱頭なんかもよくわからなかったりしますが、それでも、こういう古びている方が好みです。
いずれにしても、ここもまた興味深いよい教会だった、と満足して帰ろうとすると、出口にしっかりと近隣の地図が。
思わず目と足が止まります。どうしたって、ブリオネは、今後も再訪しないとならないらしいです。ありすぎ。
では、次に向かいますね。
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- 2012/06/30(土) 06:09:33|
- ブルゴーニュ・ロマネスク
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