しばらくお付き合いいただいたロマーニャの旅、とりあえずおしまいです。とてもマイナーですが、訪ねたい場所は、まだいくつかあるので、また機会を見て、のんびりと回ってみたいと思います。ラベンナも、あえてモザイクでなく、今回クラッセで発見したような石棺やチボリオを探す旅をしてみたいものです。
実は今週は夏休み。週末は、遠方から友人が遊びに来ていたので、日曜日のランチは、パヴィア郊外の田舎レストランに出かけました。久しぶりに、典型的な田舎のレストランのランチ。メニューが決まっていて、オーダーもなく、席に着いたとたんに、前菜が配られ、プリモが二種類、セコンドも二種類、デザートまで、で、3時間くらいかかりました。
地元の人々で満員で、年よりも子供もたくさんで、お皿の間に相当時間がかかるのに、誰もいらいらすることもなく、ひたすらおしゃべりを楽しんでいて、イタリアだなぁ、と思いました。その上、お会計も、かつてのイタリア田舎値段。飲み放題で、一人20ユーロ。
こういうのは嬉しいですね~。
カメラを忘れちゃったのが、残念ですが、また行くと思うので、そのときは是非撮影してご紹介しましょう。
というわけで、ロマーニャでいただいた、おいしいランチのことも思い出しました。
サン・レオの近くのレストランでしたけれど、ボローニャの友人お勧めのトリュフづくしランチでした。
前菜、麦のサラダに、各種ペーストの乗ったパン。
お供は、地元のサン・ジョベーゼ。どれも興味深い味で、自分のレパートリーを広げるためにも、やはりたまには外食は必要だな~、と思うのでした。
前菜もうひとつは、カルパッチョのトリュフがけ。
トリュフ、季節はずれなので、冷凍ものでしょうが、やっぱりよい香りがします。私は特に好き、というのでもないのですが、嫌いではないし、こういう香りにうっとりする人がいるというのは、わかる気がします。
プリモ、私は、詰め物系のトリュフがけ。平日だと、トリュフ尽くしのメニューがあるということですが、週末はアラカルトでしたが、それでも、前菜からメインまで、ちゃんとトリュフ料理を楽しめます。
かなりどっさり盛りでしたが、ぺろりといただいてしまいました。トリュフの香りを殺さないあっさり味で、本当においしい。
友人の一人は、ポルチーニの手打ちパスタ。
こういうロングパスタの手打ち系は、おいしいし、田舎でしかいただけないもので、大好き。あ、これもよかったな~、と気持ちがずるずるよだれ状態でした。
デザートは、クレマ・カタラン。これ、甘いけど、好きなんですよねぇ。
アルコールをしましたお砂糖をフランベ、ちょっとおしゃれ。やっぱり甘かったけど、やっぱりおいしかったです。本来甘いものは得意じゃないのですが、このクレマ・カタランとか、プロフィッティロロとか、変に好きで、パクパク食べてしまいます。
外観は、こんなに地味なレストラン。
自転車旅行の人々が、食べに来ていました。ぜいぜいしてたどり着いた場所で、こんなおいしいランチがいただけるなら、がんばる甲斐もあるってもんですね。
明日から、チロルです。中世のロマネスクの宝庫。でも同時に、坂道の宝庫でもあります…。がんばって運転してきます。
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- 2012/07/25(水) 05:13:35|
- イタリアめし
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ロマーニャ・ロマネスク楽しませていただきました。締めくくりのお料理記事。美味しそう。今ユーロは95円をきるところまで下がっているので、いよいよ20ユーロでこれだけ頂けるなんてうらやましくなります。
明日からチロルですか。教会の彫刻もフレスコ画もいいし景色もよくていい旅になりそうですね。ご報告楽しみにしています。
- 2012/07/24(火) 22:23:00 |
- URL |
- yk #79D/WHSg
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ykさん
ロマーニャは、本当に地味だったので、まぁほとんどの人が実際にいけない、行かない場所、という意義はあったかもしれません。
チロル、楽しんできましたよ。ご飯もおいしくて、山の空気は気持ちよくて。ミュスタイアまで足を伸ばせたので、よかったです。あそこは国境からすぐなんですね。あんまり近いので、びっくりしました。
- 2012/07/29(日) 21:06:00 |
- URL |
- corsa #79D/WHSg
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