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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

ピエモンテ、食い倒れツアー その4

昨夜は友人を招いて、夕食をしたのですが、ピエモンテの影響か、つい気合が入って、前菜四種、作ってしまいました(プリモとセコンドは一種ずつですけど)。ピエモンテのご飯の特徴は、わんこそば状態の前菜ですからね。

さて、エノテカ・レジョナーレ、バローロの次に訪ねたのは、バルバレスコ。



ここのエノテカは、お城ではなくて、既に本来の機能を失った教会でした。
Enotaca Regionale del Barbaresco
Piazza del Municipio 7
Barbaresco (Cuneo)



内部は、既に教会でなくなっていますが、美しく修復されていて、かつての祭壇があった場所に、試飲のブースがどっかりと置かれているという、罰当たり的なっていうか、なんというか、すごいですよね。
収蔵品は結構少ないのですが、並んでいるボトルのお値段表記がやけにわかりやすい大きな文字で、明朗会計的な感じ。びっくりするくらいお安いボトルもたくさんあります。まぁ、バルバレスコは、本来比較的リーズナブルなんですよね。一部を除き。



それにしても、訪れる人の数は半端じゃありません。
こんな、小さい町なんですけれど、行きかう車はひっきりなしだし、おそらく大型バスでツアーしているような団体多数。



エノテカ前にあるバールも、なんだか満員でした。風情ないなぁ。もうちょっと静かな季節に訪れたいものです。

これが、バルバレスコを一躍有名にしたガヤ。



何の愛想もない、堅く閉ざされた入り口。それにしても、村の中心にどっかりあるというそのロケーションにびっくりしました。まさに村の有力者として君臨している感じ。確かにここを訪れる人々で持っている部分も大いにあるでしょうからね~。でも他に比べてぬきんでたお値段で、庶民には手が出ないワイン。お客さんのメインも、おそらく外国人でしょうねぇ。
個人的には、やはりワインは毎日の食卓で飲むものと思っているので、ワイン評論の世界はかなり苦手で、そういう世界に支えられたこのような生産者は、私の興味の外です。

村の一角に、中世の塔がありました。



このあたり、わたし好みの中世はあまりないのですが、こういうものに突然出会うと、なんだか嬉しいし、ほっとして、いきなり居心地がよくなったり、同時に、どういうものか追求したいような修行者気分も巻き起こって、あわあわしたりします。
11世紀の終わりに、当時あった城塞の一部として建てられたもののようですが、創建の詳細は不明。

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  1. 2012/10/22(月) 05:29:18|
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コメント

No title

こんにちは。

わんこそば状態の前菜。
嬉しいぞぉ~お客様の嬉しい顔が思い浮かびます。
明朗会計的なワイン。
村人にとっては高価なのですね。
観光客から外貨を稼いで村の発展につながりそうです♪

ナイス
  1. 2012/10/22(月) 02:56:00 |
  2. URL |
  3. 幼児小学生絵画教室 三原色の会 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

三原色さん
イタめし好きなすべての人に食べさせてあげたい食事満載です。
明朗会計もよいですね。
外貨を稼ぐのはいいのですが、でもあまりの観光地化は、ちょっとさびしいものもありますよ。
あ!旅でたこちゃんと走りましたからね!ステッカーの写真は、後日アップしますので、お楽しみに~!
  1. 2012/10/22(月) 20:23:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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