エノテカ・レジョナーレめぐりに戻ります。 バルバレスコの次に訪ねたのは、西の方に向かったカネッリCanelli。
おお!いきなりガンチャの巨大なボトルが!
そうか、ガンチャの町だったんですね。本当に街中、鉄道駅のすぐそばにあります。かなり巨大な建物で、建物内部の駐車場に、大型バスが見えました。観光客もてんこ盛りの,
かなり観光地化した地域です。
鉄道駅にも、ボトルがありました。
大きさがわかりにくいですが、人の背よりかなり高いものですよ。ワインで町おこしなんですねぇ。そういえば、この町の郊外は、バローロやバルバレスコやアルバの地域とは違って、巨大なワイン工場がたくさん並んでいました。大量生産の庶民向けワインの生産地なのかもね。ガンチャはブランドとして知っていましたが、それも、つまりは、どこの店にも置いてある、つまり生産量が多いワインということなんですよね。
その辺は、それなりに、街の産業のあり方としてよいと思うのですが、しかし、ここのエノテカは、最低でした。
持っていた情報によれば、9時からオープン、とエノテカにしては早い開店だったので、時間の無駄を避けるために、一日の最初に訪ねたのですよね。 ところが、目的の住所にたどり着いたら、扉は思いっきり閉ざされています。
おかしいなぁ、と扉を開けようとしたりしたり、近くをうろうろすることしばし。そしたら、扉が開けられて、オヤジが出てきたのです。 慌てて戻り、ここ、エノテカですよね?と尋ねたところ、オヤジ、こっちを思いっきり見下す様子で、鼻をフフン、と鳴らして、「何いってるの?オープン時間はここに書いてあるでしょ。こんな時間に開いてるわけないでしょ。」と、取り付く島もないというか、なぜいきなり、こんなに見下されなければならないのだ?とこちらが呆然とするような態度でした。 いやはや、びっくりしました。 確かにこっちの持っている情報が古いんだから、閉まっているのは仕方ないにしても、無理に開けてよ、と頼んでいるわけでもないのに。
一応住所は書いときますが、こんなお店は、絶対にお勧めできません。 Enoteca Regionale di Canelli e dell'Astesana Corso Liberta' 65/a Canelli 10:30-15:00, 18:00-20:00 レストラン併設ということで、レストラン中心って感じなのかな。 いずれにしても、あまりむかついたので、写真は一枚も撮りませんでした。
それでもせっかくここまで来たので、一応観光局に行きました。
町おこしワインですから、あちこちに素敵な歴史的カーブの写真ポスターなどが飾られていて、ちょっと惹かれますが、どうも気分が悪い。 でも町は、ちょいとかわいらしいんです。
観光局のすぐそばにあった、歴史のありそうなワイン生産者、コントラット。今は、この建物の並びに、新しく美しい入り口がありましたが、この古い建物の方が、私には魅力的。
三つ四つある、歴史的な生産者は、どこも有料ガイドツアーを催しているということで、1時間から2時間も拘束されると。通常は事前予約が必要だけど、この季節は観光客が多いので、直接行っても、多分参加できると思う、と観光局で言われましたが、そんな長い時間、拘束される気もないので、この町はどうも縁がないらしいね、ということになりました。 先のコントラットの新しい店舗の入り口が目に付いたのでのぞいたら。
きれいなんですが、酒屋さんになっているわけではなくて、社屋の入り口。ガイド・ツアーのことが、黒板に書かれていたんですけれど、最後にワイン6本付きで、20ユーロ超の参加費でした。は?そんなの聞いたことないよ~。そりゃ6本で20数ユーロだったら、高くないけど、でもおいしいかどうかもわからないのにねぇ。
やっぱり、この町は合わない!
まぁ、行ってみない事にはわからないから、こういうこともありますね。 美しいブドウ畑をたくさん車窓に見ることもできたし、それでよし、かな。
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2012/10/24(水) 05:00:03 |
イタリアめし
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