fc2ブログ

イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

やっと完成、ソファ・カバー

ベッド・カバーの後、ちくちく始めたソファ・カバーのパッチワーク。完成いたしました。
メモを見たら、最初が、なんとちょうど三年前の、2010年2月初頭。まったく、我ながら、気の長い話です。

ベッドは、新居に引っ越してから購入したソファ・ベッド。畳のないこちらの家では、お客様用ベッドは必需品ですが、客室がないため、ソファ・ベッドにせざるを得ません。
しかし、ソファ・ベッドって、座り心地は悪いし、見た目もダサいし、もちろん、お金に糸目をつけなければ、それなりに納得できる品もあるのでしょうが、お金に糸目をつけないでよい人は、おそらくソファ・ベッドなど使う必要のない、広い家を持っているわけで、だから、基本的にソファ・ベッドはダサい。
スペースとコストを考慮して、何とか自分なりに納得できたのが、この青い布のソファ。
横幅が、こちらで言うところのフランス風ベッド(1.5人用)、ちょっと短いサイズ。これも、狭い我が家では重要なポイントでした。




それにしても、ダサい。その上、ベッドになる構造のため、背もたれの後ろが棚のようになっていて、どうしてもほこりがたまりやすい。生地の感触は、好ましいタイプなのですが、夏など、どうしてもちくちくする。お尻の下になるクッションと背もたれの間にすきまができやすくて、クッションなどで隠さないと見られたもんじゃない。
等など、様々な理由があり、やはりここはカバーを、ということで、大好きなちくちく大物第二弾、となったわけです。

で、これ。




う、うるさいですよねぇ…。
前にも書いたと思いますが、私のパッチワークは基本に忠実。テクニックが、ではなくて、余り布や、古い布や、廃品回収的であるということが。これにも、古くなったシーツとかブラウスの生地、使っています。後は、時々なんとなく買っておいた生地を無理やり組み合わせて…。だから、どうしてもちょっとうるさくなりがち。

ベッド・カバーは、全体が白いベッド・ルームだったので、うるさくてもそれなりのアクセントになっていますけれど、居間は、色彩的にはさほど統一感がないので、やっぱりちょっとうるさい。
一応リバーシブルなんですけど、裏地も、どこかで安かったから買った生地で、なんというか、これはこれでうるさい…。




着物っぽい柄で、ちょっと面白い布なんですけどね。でもサイズが足りなかったので、はぎはぎで、それでも足りなくて、四隅に、表で使っている紫をちょっと。ああ、うるさい!

でもま、仕方ないです。作っちゃったしね。
もしかしたら、これはこれでしばらく使って、改めてちくちくをやって、新しいのが出来次第、もはや相当古くなってしまった寝室の床敷きに転用してもいいかもしれない。

床にパッチワーク?と思われそうですが、じゅうたんは重いし、洗濯も大変だし、薄いパッチワークの敷物は、結構便利なんです。台所の水場の前にも、そういうのを使っています。下に、ゴムみたいな滑り止めを敷けば、滑らないしね。

ということで、仕方ないので、とりあえず、かけてみました。




こうしようかな、と思ったり、こっちの方がいいかな、と置きなおしたり。




当面、これですかね。




クッションもうるさいんだな~。クッション・カバーを一色に統一したら、いいかもしれないですね。
自分が座ってしまえば、目に入る部分も少ないのでしょうが、実はこのソファ、座り心地が悪いし、ベッドにすれば快適ですが、ソファのままだと寝転がっても気持ちよくないので、普段は、物置棚に成り下がっています。多分、徐々に本やら地図やらいろいろなものが積み重なって、結局うるさいモチーフは早々に姿を消すかもしれません。意味ないな~。
でも、カバーがあると、ベッド・カバーとしても役に立つしね。

この次は、テーブルカバーと、ランチョン・マッドが、ちくちく発進を待っています。先日、イケアでとてもよい布を安く買えたので。
それにしても、何でこんなにちくちくが好きなんだろうなぁ。老後の指先訓練にはいいかもしれないけども~。

ロマネスクは、こちらでもどうぞ。
ロマネスクのおと

ブログ・ランキングに参加してます。よろしかったら、ポチッとお願いします。


にほんブログ村 美術ブログへ(文字をクリック)
ブログ村美術ブログ
スポンサーサイト



  1. 2013/02/06(水) 05:33:55|
  2. インテリア、小物
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
<<南仏、中世とお魚食い倒れ8 | ホーム | 南仏、中世とお魚食い倒れ7>>

コメント

No title

女の人は針仕事が好きですね~今回の新作もどことなく和を感じられますね~私が針を使うのはトゲを取るときくらいです。笑
  1. 2013/02/05(火) 23:03:00 |
  2. URL |
  3. チビッコ未来発電所 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こういうことが好きなのって、何かDNAにある見たいですよ。我が家で言えば、叔母が90越えても超絶技巧の編み物をやっていたり、母も焼き物とか縫い物が好きなのですが、姉は、まったくだめです。面白いもんだと思います。プチプチをつぶすような感じって言うか。笑
かなり無駄な趣味です…。
  1. 2013/02/07(木) 22:02:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

凄く素敵!(≧∇≦)
パッチワークって私にはまだ未知の世界ですが古い布に命を吹き込むようで感動します。パッチワーク、教えてほしいです^ - ^。
  1. 2013/02/07(木) 23:07:00 |
  2. URL |
  3. はなさん #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

洋吉さん
すべての写真が遠くから撮影されているのは、近くから見るととんでもなくひどいできばえだからなんですよ~!笑
でも、古い布を使いまわすというのは、とてもよい発想で、そこが好きって言うのはあるかもしれません。あれだけ使い倒したシーツが、まだ活躍してくれるっていうの、確かに異常なエコ。
  1. 2013/02/08(金) 23:46:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

私も古い布で、子供の服を壊したりとか
余り布で大きなベット・カバーを何年もかかって
表だけ完成しています。お祖母さんのお庭とか
英国のお庭とかいう名前のパッチ・ワークで
6角形を繋げています。
昔は古い椅子にパッチ・ワークをして貼り治したり
椅子の張替えとかしましたが、、、
四角いものを沢山編んで毛布も3枚ぐらい作りました。
今はイコン一辺倒です。
  1. 2016/11/18(金) 19:15:00 |
  2. URL |
  3. Atsuko #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> Atsukoさん
イコンもコツコツ作る系なのかしら。だとしたら、結構楽しそう。
最近は、パッチワークはとんとお預けで、消しゴムハンコにはまっています。これも相当癖になりまして、一日一個、彫らないと、禁断症状が出ます。笑。
  1. 2016/11/21(月) 23:19:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

イコンは、どうかしら?結構いろいろかく前に
やる事が沢山あります。
板に布を張る前に膠のような糊を作って
その後は分量をはかって石膏を15~30回塗るのですが、乾かしながらで時間がかかります。
15日以上待ってから磨きをかけてイメージをかきこんで、その後で金箔をはって、、、ここまでが大変
その後は色付けで楽しめます~~~

妹のアンティク・ギャラリーで江戸時代の
「つつがき」の修復を沢山したことがあります。
古いものですので、穴があいていたりするところを
似た色の布を探して修復したところが見えないように
しますが、これは時間と根気が必要ですが
修復したあとが見えないようにできると結構満足で
楽しかったです。
妹は偏頭痛なのでこういうことは出来ませんし
時間がかかるので、修復する人に依頼すると
莫大な費用がかかりますね!

コツコツ系でしょうか(笑)
  1. 2016/11/22(火) 07:53:00 |
  2. URL |
  3. Atsuko #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> Atsukoさん
それはコツコツ系です~!私は我慢強くないので、そういう、作業をしては待つ、という工程が無理そうです。
でも、忍耐する時間があるから、きっと完成がより感動的なんだろうな、と想像します。
修復にもあこがれたことがありますが、考えたら絶対無理。あっさりあきらめて正解でした笑。
  1. 2016/11/22(火) 23:15:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://notaromanica.blog.fc2.com/tb.php/956-daceba9a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)