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イタリア徒然

イタリアに暮らしながら、各地のロマネスクを訪ねた記録

久々、ブリアンツァ、その12

次に訪ねたのは、結構な山奥、ドルツァーゴDolzagoという村にあるサンタレッサンドロ教会Sant'Alessandro。

途中、かなりの山道で、それも対向車が来たらどうするんだろうという細さ。それも行きは登りですから、相当どきどきしながら、そろそろと進みました。このとき唯一自分にとってよかったのは、実はこのドライブの直前に、「このまま坂道発進が苦手のままではいけない!」と一大決心(というほどのこともないですが)して、近所の教習所で、坂道発進教習を1時間受けたばかりだったので、普段よりちょっとだけ自信があって、だから、普段だったら、相当手前であきらめるような道の連続だったのに、めげずに最奥まで進めたことです。
あのときの自信と技術がよみがえってほしい今日この頃。その後、坂道発進の練習をすることもなく、この後、チロルの交差点で立ち往生することになりますが、それは既に記事に書いたかも。

さて、ドルツァーゴ。ミラノから近いのに、ほとんどリゾート地で、あちこちにハイキング・コースのルート表示板があり、この教会の建つあたりは、いまやほとんど別荘地状態で、美しい水も湧いていました。




近所の人が汲みに来ていたし、こういう状態の水は、イタリアの場合は通常飲めることになっているので、迷わずいただきました。確か夏で暑かったんですよね。冷たいおいしい水でした。
この湧き水のすぐそばに、教会があります。




小さな小さな礼拝堂。ここもまた修復が激しくて、まるで新しい建物のようですが、確かに中世起源だった証拠が、後陣にあります。




外壁をすっかりきれいにしても、こういう建物の構造はそのままに、また軒送りのアーチをしっかりと残してくれるのは嬉しいです。残念ながら、扉は固く閉ざされていましたが、でも新しいきれいな扉だったし、建物全体もこぎれいだし、今でもちゃんと礼拝には使われている現役の礼拝堂と思われます。地域の住民はさほどいなそうだけど、それでもちゃんと、歴史的建造物として、大切にされているようです。

坂道問題なかったことで、大変満足して、道を引き返します。次に向かったのは、この地域ではなかなか著名な洗礼堂のあるオッジョーノです。
オッジョーノOggiono洗礼者ヨハネの洗礼堂Battistero di S Giovanni Battista。




この町はそこそこに大きくて、洗礼堂は、町の中心となっている教会サンテウフェミアの隣に、こじんまりとたたずんでいます。歴史的建造物として著名なのはガイドブック等でチェックしていましたが、これほどにしっかりと保存されているとは思わず、ちょっとびっくりしました。




外側は八角系で、内側は丸くなっているようです。残念ながらクローズしていたのですが、ここはまたの機会があるだろうと思い、特に鍵のありかを探しませんでした。
もともと6世紀にあった宗教的建造物の上に建てられたものだそうです。
上の図でわかるように、奥の方に後陣がついています。




後陣部分は典型的ロマネスクで、軒送りにはやはりアーチがあって、サイズが小さい分かわいらしいのです。また積み上げられた微妙に色の異なる石が美しいです。
色を利用して、途中にひし形模様が挿入されていたり、この感じ、とっても好きです。ボローニャのサント・ステファノでしたっけ、あそこのレンガ壁の遊びと、レベルは違うけれど、同じことですよね。こういう素朴な装飾は大好き。




それにやっぱり、付け柱ってきれいです。何でこんなものにそんなにうっとりしてしまうのか、正直自分でも不思議ですが、付け柱、好きですねぇ。
かつては、当然同時代の教会の脇にあったのでしょうけれど、今はこんな感じ。




うう、なんて不釣合いな。それにしてもこの状態で、よく、洗礼堂も思い切って新しくしてしまえ、とならなかったものだ、とそこに感心します。

ブリアンツァの楽しみ、ちょっとはわかっていただけるでしょうか。まだいくつかピックアップしていていけていない場所がありますので、また春先のお天気のよい日曜日にでも、少しずつ訪ねてみたいと思います。坂道発進の練習も兼ねて…。

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  1. 2013/03/23(土) 06:44:49|
  2. ロンバルディア・ロマネスク
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コメント

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宗門人別改め帖in官僚

昭和64年正月頃にアメリカ軍のスクランブルの様子を伝るTV画像を通て
事前勧告を無視して感情露にオールド・ドラゴン。/デッド。デッド。/スネーク・モンスター。/キル。キル。/
と雄叫を挙た
国際会議や府省庁会議に国際赤十字赤月社など国際委員会・機関の国内会議などで
両親の離婚・養子を含む最低6親等の親子関係や移民と民族・身分や
日本式など民族名(苗字・名前)・著作名・芸名・ミドルネームを名乗る者は
出身地の本名を自白する事を知っていて当り前の外務省職員S.7/東大卒の
真相を100条委員会で追及する活動をしませんか。


日本国.行政法(外務省人事法)に下ずき
全権特命大使・全権特命公使などと総領事の辞令交付時には
国家功労.勲功6等級瑞宝勲章に辞令交付毎に鏃の形か登録で正章を叙されるのを
国際通信会社.東京支局の記者は良く知っているのを御存知ですか。

=民族を明にしない国は極少数の筈です=
  1. 2013/03/25(月) 05:52:00 |
  2. URL |
  3. 環境大学新聞 編纂室 家紋・分脈掛 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ごめんなさい。
なんとコメントしたらよいのやら。
  1. 2013/03/27(水) 22:07:00 |
  2. URL |
  3. corsa #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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