なんだかんだ言いながらも、やっぱりそれなりに楽しく、歩きます。
具体的に商品化できそうな作品を見るのは、それはそれで面白味があります。たとえば、この駐輪用のMicio。ミーチョってイタリア語で「猫」って、すごく単純な命名ですけれど、道端でかわいい野良猫を見かけたら、「ミーチョ、ミーチョミチョミチョ」みたいな感じで懐柔するみたいなことを思うと、道端に置かれる駐輪所としての命名としては、なんかとってもしっくりもするわけです。
これなんかも感銘を受けました。本気でほしい!
本当のところ、素材がどこまで全体に石なのかわからないんですが、少なくとも見た目は全部石で、そういう素材を使った水周り。
全体が硯みたいになっているのもありました。すっごくでかいし、絶対に実用とは相容れないスタイルなんだけども、もし自分が超お金持ちでスペース的にも費用的にも、なんらの問題もない人間であれば、こういう贅沢な水周り、ほしいです。
同じデザイナーの作品のお風呂。
大理石で、遠い天辺から水が滝のように降ってくるシステム。ああ、なんだかうっとりします。こういう世界こそ、スペースがないと絶対に無理で、すべてが猫額の我が家ではありえない贅沢で、それだけでうっとりしてしまいます。そして、大理石のこの質感とすべすべ感は、それだけで至福…!
フオリサローネの好きなところは、ベネチアのビエンナーレも同じなんですが、触り放題、写真撮り放題、そりゃ本来そうであるべきなんだけど、なかなかそうはできない、みたいなそういうところ。サローネは、ましてや最終的には一般に販売される作品に直結する世界ですから、使ってなんぼ、というのはすごくあって、現地に置かれている作品のほとんどは撮影は当たり前の上に、触り放題、使い放題、という状態です。
実際、椅子なんか、座ってみないとわからないもんね。
そういう意味で、この小鳥さんたち。
ここで、最も、かわいらしくて好きだなぁ、と思った作品だったんですが、ここではアクセスしにくい場所にあったこれも、他の場所では触り放題、座り放題の椅子だったんですよね(それも、意外と座り心地のよい家具だったりして、びっくり)。
ということで、別の場所に移動です。
スポンサーサイト
- 2013/04/14(日) 05:34:50|
- ミラノ・フオリサローネ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0