サンテステフェ、サンテティエンヌ教会Saint-Estephe, Eglise Saint-Etienne
前回紹介したRoulletから、本当にすぐ近く、空の広がる田舎道を入ったところにある小さな村の教会です。
アクセスは後陣側から。この三角屋根を乗っけた巨大な鐘楼が目印で、余りに空が広いので、見逃しようがありません。
車を、後陣近くの路肩に置いて、早速見学です。
ファサード側に回ります。
本当に何もない平原なので、教会前もゆったりとスペースがあります。それにしても、地味な教会です。鐘楼は、かなり後代の手が入っているし、ファサードも、付け柱と言うよりもゴシックの支え壁のような感じで、ちょっと趣味じゃないかも、とひるみます。でも、鐘楼は12世紀のものだし、身廊部分は11世紀ということなので、オリジナルは相当古いもののはず。残念ながら、クローズで、古い身廊を見ることはかないませんでした。
でもオリジナルが古いのだから、何か面白いものがあるはず、といつもの癖で、全体をなめるように探します。
ほらほら。
ファサードの上の方、左右に、ちょっと面白い彫り物がありました。上写真は左側、そして下が右側。
そして、側面や後陣の上の方にある軒送りにも、かわいらしい彫り物が並んでいます。
お面のような、動物の顔が多かったのですが、どれも個性的で面白い。古い教会は、探すと、ちゃんと何か見つかるのが楽しいですね。やっぱり中も入ってみたかったな。
帰ろうと思った道端に、美しい花がたくさん咲いていました。
多くの教会のそばで、ポットに入ったり、こうして地面だったり、花が飾られていました。色が多様なのが、いかにもヨーロッパの感覚だなぁ、と思います。そして鮮やかなんですよ、どの色も。それでいて、派手な花ではなくて、ロマネスクの石にぴったり。このあたりのしゃれた感じが、おフランス~、と思わされます。イタリアの教会でこういう野の花風が自然に飾られているって、余りないような。
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- 2013/04/16(火) 04:34:51|
- ポワトー・シャランテ・ロマネスク
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